秋葉原校生への奨励メッセージ★Part1 | 増田塾秋葉原校ブログ

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早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学をはじめとした
難関私大文系受験専門予備校「増田塾」の秋葉原校舎ブログです。

2月に入り、受験本番真っ最中の皆さんへ
講師の先生からの熱いメッセージを頂いていますので掲載します。

試験前に、気合を入れるために読むのも良し星キラキラ
試験後に、モチベーションを上げるために読むのも良し星キラキラ



秋葉原の兵隊たちへ


授業中に話したように、余りこういうことは得意ではないので、簡潔に。

先ずは高卒生に対して――といきたいところだが、実際、君たちに言わなければならないことはほとんどない。
勿論、君たちのことがどうでも良いからではない。
少なくともこちらは(笑)、色々と話はしたい。
だから是非、その気のある人は「合格祝賀会」で語り合うことにしよう。
「言わなければならないことはほとんどない」のは君たちが、十分に賢いにも関わらず、人の言う耳を傾ける謙虚さを持っているから。
つまり、受験に勝つ上で――というか生きていくためにとても大切なそのようなものを既に備えているし、それを十二分に活かして、ここまで勉強に励んできているから。
「勝つ」ために必要な全てのものが揃っている。
後は「覚悟」をして試験に臨むだけだ。
全部に勝てる必要は無いから、2、3落としたところでくよくよするなよ。
良い勉強になったと思って次につなげれば全く問題無い。
君たちなら、必ず4つか5つくらいはまともなところを取ってくるはずだから。
信じて頑張り続けて欲しい。

――と結局色々喋っているが、続いて現役生に対して。
生きろ、と。
「はっ?――ウワッ、適当!」と思うかも知れないが、是非、自問して貰いたい。
日々、一瞬一瞬を充実させて「生き」ているのかを。
授業でも再三話をしているから、既に耳にタコができてしまっていて、もう本当の意味で耳を傾ける気も起らなくなってしまっているかも知れないが、今一度真剣に聞いて欲しい。
「今ここにある一瞬一瞬」を、人生を変える決断の連続だと認識しているか?
ある時間を、あるいは最悪の場合、ある一日をただの消化試合のように、ただ何となく過ごすことは、そのように適当に生きていくことを「決断」したことになる。
本人に、明確にそのような考えが伴っているか否かに関わらず、世界は残酷なまでに、その決断の一つ一つをある種「オートセーブモード」のゲームのように忠実に記録して進行し、最後にはその結果をありのままにぶつけてくる。
残念ながら君たちに「いや、そんなに厳密なものだとは思っていませんでした」と言い返すことはできない。
お節介なことかもしれないが、世界は既に「佐藤」というキャラを配して、君たちから言い訳の機会を排しているから。
「高卒生には優しい言葉を掛けて、どうしてこっちにはこんなに辛辣な感じなんですか」と思うかも知れないし、至極もっともな感想だと理解はする。
ただ、現役生があのような高卒連中と張り合って(もっとも、秋葉原の最精鋭たちを追い越す必要は全くないが)栄冠を勝ち取ろうとすることがいかに困難なことなのか「リアル」を伝える方が愛がある、と考えたので敢えてそう言っている。
少なくとも自分の体験に依拠すれば、そのような、一瞬一瞬を無駄にせず「闘う」という決断をすることの積み重ねが「リアル」に未来を書き換えていく様を「見る」ことができたことが理由で難関を突破できたのだと本気で信じているから、それを真剣に伝えようとしている。
振り返ってみれば無駄にしてきてしまった時間だけがそこにあるかも知れない。
だが、変わるのに必要なのは、「覚悟して闘おう」という一つの決断だけ。
ここで言っていることを本当の意味で「分かる」ことができれば、全てが「変わる」から、信じて決断して欲しい。
そうすれば「これまで」は本当に関係無い。
「これから」をどうするのかだけが重要になる。
そうしたら、もう「5分くらいは」と思って短い時間を無駄にするな。
寝ずに勉強しろと言っている訳ではない。
絶対的に寝る必要はあるから、納得できるとこまで勉強したら潔く「寝る」という決断をしろ。
だらだらと頑張ってる「感」だけ満たして気が付いたら寝ていたみたいなことはするな。
「決断」を先伸ばしにしたり、適当にしたり、安易に他人に委ねて後で文句を言うような生き方に光は無い。
結果の全てを引き受ける覚悟を持って「決断」をするんだ。
それがどのような決断であれ、君たちがそう考えてしたものなら心から尊重する。
君たちが常に、君たち自身のためになる最善の決断をしていけるよう、願ってやまない。

――とまあ、予想通り「簡潔」にはならなかったが、何かの役に立てば幸甚。
それでは、アディ押忍!

英語科 佐藤