ますだゆうやです。梅雨時の自宅アトリエから更新。

 

どうですか、合唱曲カバー集、ご覧いただけてますか。

リクエストあったら言ってくださいね。

たくさん投稿しますんで。

最終的にはね、しっかりと質の方も担保していく予定なんで、乞うご期待でございますよ。

まだの人はこちらから、、

https://twitter.com/masdayuya

https://www.instagram.com/masdayuya/?hl=ja

 

 

今朝、ドライヤーで髪を乾かしていた時にふと思い出した。

「彼女に見てもらった方がいいんじゃない?」っていう言葉。

あれは上京したばっかりの頃。

高校の同級生で結成したスワローサンデーというバンドでギター弾いていた頃。

今から14、5年前(うう、うわぁ)。


学校卒業して、晴れて念願のフリーターになって、

常盤台の淑徳高校の隣のファミマの上のマンションに住んで、

初めてローン組んでZOOMのMTR買って。

 

(うわこれなつかしい!)

実際にはこれの何世代か前の機種で、MTR一台で、CDまで焼けちゃう!というので

当時の低価格の機材では画期的だったんだよね。

毎週水曜日に池袋のスタジオでリハだったから、

それまでにこのMTRでデモ音源を作って、メンバーに渡して品評会をやってた。

で、バンド用に曲書いていると、ああ、これはどう考えてもバンド向けじゃないなあという曲が出てくるので、そういう曲を披露する場が作りたいというのと、度胸試しというか、歌も歌いたいって思って、路上ライブをやる事にした。

どこがいいだろうなあって調べて、

池袋とか渋谷は怖いから笑(歌ってると893が来るとかいう噂で)

 

もっと人が少ないところがいいと思って、

赤羽っていう駅が結構できるらしいぞって聞いて。

赤羽でやる事に決めた。

 

あー、そうそう、赤羽でやったんだよね。

(思い出しながら書いているので、いちいち感慨にふけっています。)

赤羽駅の噴水がある側で、毎日何名か自分勝手な歌を歌っている人がいて。

とりあえずその中に僕も紛れることにした。

 

当時はまだアンプ使ったりしている人があまりいなかったけど、

やっぱり集まったらやかましかったなあ。

セミみたいな感じで。

 

まあ赤羽ではいろいろあったんですけど、それはまた書くとして、その中で起きたのが、

今回の「手相占い勉強中のお姉さん事件」。

 

若造がバンド用にもならないシュールな曲を 延々弾き語る見せ物なので、

3時間くらい歌って誰か止まってくれるかどうかの品質だったんだけど、

その日も本人は気持ちよく歌っておりまして笑

帰り支度を始めた時に、駅の方から現れた女性に声を掛けられた。

(いい曲だったとか言って褒めてもらえるのかな。。)
と思って作った笑顔の甲斐なく、

 

全くの別件でして。笑

 

なんでも、彼女は今手相占いの修行中で、

無料でたくさんの人の手相を見させてもらって勉強してるということです。

「お兄さんと一緒で、夢見てチャレンジしているんです(キャピ)」って。

 

ほほう。同志じゃないのと。

やっぱ最初はさあ、お金とかじゃなくてさあ、数をこなさなくちゃだよね!と思った。

でさあだんだんステップアップしていきたいよねと。そうだやっぱりオレはこれでいいんだ、だって同じように頑張っている人がいるんだもん。と、なんか心強く思った。

(もうほとんど惚れてた)

 

そしてあまり言ってないけど、手相といえば、両手ますかけ線の僕です。

 

んじゃーいっちょ気持ちよく褒めてもらおうじゃなあいか!と、

荷物を地面に置いて、両手をばっと出した。 

 

すると、開口一番

 

「わあ、すごいですねえ。いい手相ですねえ。」

 

 

 

ほら、やっぱり。こんないい手相なかなか見ないだろー。

 

と思ったのもつかの間。

 

 

「うーん。でもお。」

 

でも?


「いいんだけど、運を逃しやすそう。」

 

運を逃す?

 

「あと、歌詞を書いたりする人はここにこういう線がないと、

 人生経験がないっていう事だからもっと苦労とかいろんな経験をすべきかなあ」

 

 

人生経験が?ない?

 

 

とか、まあ抜かすわけですよ。

当時といえばもうほんとに不安な時期。

上京して、間もない頃で、毎日バイトして帰り道の夕陽を見ては、

 

「ああ、今日も1日が終わってしまう。」

 

なんて思ってたような頃ですよ。

 

 

そんな奴が何も知らない占い師見習いの女の子(以下:占い女子)に

「運を逃しそうだ」とか、「もっと経験を詰め」だとか言われたら。ねえ。

 

 

 

 

火がついちゃうじゃないですか。

 

 

 

 

「とにかく大変だから、なんとかした方がいい」

「今たまたま先生が近くに居て、呼んであげるからちよっと待って」

とかなんとか言ってたんだけど。

 

そんなの全然耳に入ってこなくて、

 

「いやもうそんな先生の事なんてどうだっていいから、とにかくおれの書いた歌詞を見てくれ」

「おれのこの歌詞の世界を見て、撤回してくれ」と言って

 

カバンの中から歌詞のノートを取り出して見せた。

 

バンドメンバー以外にははじめて見せる僕のノート。

 

お互いに夢に向かう者同士、きっとわかり合える事があるはずだと信じて。

 

 

するとその占い女子は

僕のノートをペラペラめくって、

 

 

 

「うーん。これはあ」

 

 

 

「彼女に見てもらった方がいいんじゃない?」

 

 

 

占い女子と僕の間に深い溝ができた。

 

 

 

「はあ?なんで彼女?」

 

 

「だからさ、人生経験があるかどうかと、いい歌詞書けるかどうかって違うじゃん。」

「だから歌詞を見てさ、そこも含めて占ってよ。」

「ほら、この曲は、、、」

 

占い女子「うん。だから、先生と合わせてあげるっていってるの」

ま「いいって!先生とかじゃなくて、歌詞を見て才能あるかお姉さんが占ってよ!」

占い女子「だから、それは彼女に見てもらえばいいじゃん。才能は先生に聞いてよ」

ま「はあ?だから先生は関係ないっつてんの!お姉さんが見てよ!」

 

※何回かリピート※ 

ま「だから見ろって!」

占い女子「先生が!」

ま「だからあ、先生とかどうでもいいって!」

占い女子「もういい!じゃあね!」

ま「はあ?まてよ!おーい!」

 

足早に去っていく占い女子。

取り残された僕。

僕らはまるで痴話喧嘩の末のカップルのように別れた。

 

 

その「彼女に見てもらった方がいいんじゃない?」っていう言葉を思い出した。

 

まんざら狂言でもなかったかもなあとも思った。

 

人生経験、詰めてるかなあ。

 

ああ、この時その先生に会ってたら、もっと売れてたのかなあ。

https://matome.naver.jp/odai/2141074661325146401

 

(お姉さん、改心してくれてるといいなあ)

 

 

そんな、両手ますかけ線で人生経験浅めの僕ですが、

やっぱりライブやりたいので、やることにします。

 

 

まずは、

7月16日(月曜/祝日)下北沢サーカス。

ワンマンライブです。

 

 

 

「え??めっちゃいいじゃん。」

 

 

 

って言ってもらえるように頑張ります。

もう一回最初からやります。

僕を信じてください。

 

あなたがきてくれるのを、待ってます。

 

チケット予約、お問い合わせは「masuda1127@gmail.com」までお願いします。

 

ーーーーーーーーライブ情報ーーーーーーーーー

 ■■■2018/07/16(月・祝日)下北沢サーカス■■■

『ますだゆうやのメケメケナイト』

★ワンマンライブです!★絶対きて!

open 18:00 / start 18:00 / ticket ¥3,000 +1d 

出演:ますだゆうや 

スペシャルゲスト:草野とおる

 

■■■2018/08/05 岡部宿大旅籠柏屋■■■

『オカベトリエンナーレ2018』ますだゆうや、地元で凱旋ライブ。

僕は8/5 14:00からライブやります。

http://www.geocities.jp/okabetriennale/index.html

会期:2018年7月31日[火]ー8月5日[日]
時間:9:00ー17:00(入館は16:30まで・最終日のみ16:00終了)
会場:岡部宿大旅籠柏屋(おかべしゅく おおはたご かしばや)施設内各所
入場料:無料
企画:榊原太朗
協力:藤枝市街道・文化課
連絡先:info@tarosakakibara.com(お問い合わせはこちらのメールアドレスまでお願いします)
住所:〒421-1121 静岡県藤枝市岡部町岡部817

 

チケット予約、お問い合わせは「masuda1127@gmail.com」までお願いします。