愛知県文化財登録制度の創設 | ますだ裕二「脚下照顧」オフィシャルブログ

愛知県文化財登録制度の創設

こんばんは。

ますだ裕二です。


今日は、12月議会本会議で一般質問をさせていただきました。




地域に埋もれている歴史ある行事やお祭り、伝統工芸士等の「わざ」を無形文化財として登録し、保存及び活用をサポートするための文化財登録制度創設の必要性を訴えさせていただきました。


そして、愛知県からその方向性が示されました。


◼️愛知県文化財登録制度の創設について


【ますだ】

文化財保護法の一部改正に伴う本県の文化財登録制度について、どのような制度設計をお考えなのか、現在の検討状況をお聞かせください。


【県民文化局長】

対象とする文化財の種別については、国の登録文化財と同様に、「建造物や美術工芸品等の有形文化財」、「芸能、工芸技術等の無形文化財」、「無形の民俗文化財に用いられる衣装、器具等の有形民俗文化財」、「風俗慣習、民俗芸能等の無形民俗文化財」、「史跡、名勝、天然記念物等の記念物」の5つの種別でございます。


登録までの手続きは文化財指定制度に準じるものとし、県の文化財保護審議会への諮問、登録原簿への登録、県公報での告示、としたいと考えております。


【ますだ】

文化財登録制度の創設に向け、今後どのようなスケジュールで検討を進めて行かれるのか、県のお考えをお聞かせください。


【知事】

1月には文化財保護審議会委員に全体像をお示しし、制度の内容を固めてまいりますので、その後、速やかに文化財保護条例の一部改正を県議会に提案させていただき、条例に位置付けてまいりたいと考えております。


【ますだ】

文化財登録制度を創設するのであれば、登録された文化財の保存や継承、活用に対する支援が必要と考えますが、県のお考えをお聞かせください。


【知事】

県登録文化財に登録されたことを契機として、その文化財の所有者や担い手の皆様に新たな取組に挑戦していただくことも大変重要でありますので、登録された文化財の価値や魅力を多くの方に知っていただく取組や、後継者育成のための取組など、所有者や担い手の皆様が実施する、活用や継承のための事業に対する財政的な支援も検討してまいりたいと考えております。



本日の新聞でも大きく取り上げていただきました。