12月議会が開会しました | ますだ裕二「脚下照顧」オフィシャルブログ

12月議会が開会しました

こんばんは。
ますだ裕二です。

令和4年12月定例愛知県議会が開会されました。
会期は12月20日までです。



知事提案説明要旨

(新型コロナウイルス感染症への対応)

本県では、10月1日から「厳重警戒」での基本的な感染防止対策に取り組んでおりますが、11月1日以降、新規陽性者数が大幅に増加に転じ、第8波に入り、現在、新規陽性者数、病床使用率ともに増加傾向にあります。

また、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行も懸念されます。

このため、県民・事業者の皆様には、引き続き、第8波の感染拡大の抑制に向けて、「厳重警戒」での基本的な感染防止対策の徹底をお願いします。

(国政の状況)

国においては、10月28日に、「物価高騰・賃上げへの取組」、「円安を活かした地域の『稼ぐ力』の回復・強化」、「『新しい資本主義』の加速」、「国民の安全・安心の確保」を4本柱とする、新たな総合経済対策が策定されました。

本県としても、国の補正予算に呼応し、特に早期に対応する必要があるものについては、本議会中に補正予算案を追加提出するなど、しっかりと対応してまいります。

(最近の経済情勢と財政運営)

本年度当初予算で多額の取崩しを計上した基金残高の回復を図る必要があり、年度内のさらなる財源確保に取り組むとともに、引き続き、後半期に向けた見直しを進めている「あいち行革プラン2020」に基づく行財政改革の取組を着実に進めてまいります。

(ジブリパーク)

11月1日、ついにジブリパークが開園いたしました。

ジブリパークに対しては、全国、そして海外からも大きな反響が寄せられており、そうした皆様のご期待に応えられるよう、今後とも、愛知県、株式会社スタジオジブリ、株式会社ジブリパークの3者が、しっかりとタッグを組み、効果的・効率的な管理運営を行ってまいります。

ぜひ、多くの県民の皆様に愛・地球博記念公園に足を運んでいただき、お楽しみいただければと思います。

(スマートシティの推進)

ICT等の先進技術を実用化、事業化できる民間事業
者等と連携したスマートシティの取組のモデルとなる事業を公募し、6月に岡崎市、半田市、刈谷市の3市を選定しました。

モデル事業を通じて成功事例を創出し、横展開を図りながら、スマートシティの取組を県内全域で進めてまいります。

(知の拠点あいち重点研究プロジェクト)

本県では、2011年から、大学等の研究シーズを活用し、産学行政が連携して新技術の開発・実用化や新たなサービスの提供などを目指す「知の拠点あいち重点研究プロジェクト」を推進しています。

本プロジェクトの実施により、革新的なイノベーションの創出に向けて、全力で取り組んでまいります。

(中部圏知事会議)

10月21日に福井県で開催された第117回中部圏知事会議に出席し、「次なる成長の機会を生み出す『人への投資』」をテーマに議論を交わしました。

今後とも、中部圏知事会の会長として、各県の知事や市長と力を合わせて、中部圏の更なる飛躍に向けて全力を尽くしてまいります。

(重症心身障害児者入所施設の整備)

「重心施設にじいろのいえ」内に、本県として7番目となる医療的ケア児支援センターを設置し、本日から医療的ケア児及びそのご家族からの相談業務も開始しています。

今後も、障害のある方や医療的ケアが必要な方が安心して地域で生活いただける環境整備に取り組んでまいります。

(自動運転社会実装の推進)

自動車産業の一大集積地である愛知が、引き続き日本、そして世界をリードする存在であり続けるために、自動運転の更なる高度化や社会実装を推進してまいります。

(県産農林水産物の需要拡大)

11月17日から20日までの4日間、名古屋市栄エリア一帯で、あいちの花の消費拡大を図るため、「あいち花マルシェ2022」を開催しました。

花のディスプレイや品評会、フラワーアレンジメント教室などを開催し、ご来場いただいた多くの方に「あいちの花」の魅力を存分に感じていただきました。

今後も、県産農林水産物の魅力発信に積極的に取り組み、需要拡大を進めてまいります。

(技能五輪全国大会・全国アビリンピック)

11月4日から7日にかけて、技能五輪全国大会・全国アビリンピックが千葉県の幕張メッセをメイン会場に開催されました。

技能五輪では18年連続最優秀技能選手団賞獲得、アビリンピックではメダル獲得数1位という素晴らしい結果となりました。

来年度の大会に向けて、地元として盛り上げを図るとともに、引き続き次代のモノづくりを担う人材育成にしっかりと取り組んでまいります。

(地震・防災対策)

県民の皆様の防災意識を高める取組を進めるとともに、国、関係自治体、防災関係機関等と連携を図り、防災対策に万全を期してまいります。

(全国知事会議)

自動車関係諸税の見直しについて、今こそ、産業・雇用政策、エネルギー、カーボンニュートラルの政策も含めて、腰を据えて、議論していくべき時ではないかと問題提起しました。

今後も、全国の知事と連携しながら、的確な政策を実現できるよう、しっかりと取り組んでまいります。

(国の施策・取組に対する要請活動)

9県知事・2政令市長の連名で、自動車諸税におけるユーザー負担の一段の軽減と簡素化などの抜本的な見直しを行うことを求めた緊急声明を取りまとめ、政府・与党に対し、日本自動車工業会、日本自動車連盟及び連名の自治体とともに要請しました。

引き続き、国に対して必要な支援や協力をしっかりと働きかけてまいります。

(FIA世界ラリー選手権ラリージャパン)

11月10日から13日までの4日間、ラリーの最高峰に位置し、50年の歴史と伝統を誇る「FIA世界ラリー選手権(WRC)ラリージャパン2022」が、日本では12年ぶりに、ここ愛知・岐阜で開催されました。

この地域が日本を代表するモータースポーツの中心地、さらには聖地となっていけるよう、引き続き取り組んでまいります。

(女性の活躍促進)

11月11日に、「あいち女性の活躍促進サミット2022」を開催し、女性の採用や管理職登用の拡大、働きやすい職場環境づくりなど、女性の活躍促進に積極的に取り組んでいる「あいち女性輝きカンパニー」の中から、他の模範となる優良企業6社を表彰しました。

すべての女性が輝く愛知の実現に向けて、しっかりと取り組んでまいります。

(県政150周年記念の取組)

1872年11月27日に、名古屋県から改称した当時の愛知県と、額田県が合併し、現在の愛知県が誕生してから、2022年11月27日に150周年を迎えました。

この150年、愛知が、我が国屈指の産業力を備えた大都市圏として成長できたのも、先人たちのたゆまぬ努力の賜物です。

そうした先人たちの英知を受け継ぎ、さらなる発展に向けて、引き続き、県民の皆様と力を合わせ、将来世代へしっかりとつなげてまいります。

(生物多様性の保全の推進)

12月7日から、COP15がカナダのモントリオールで開催され、「愛知目標」に続く新たな世界目標が採択される見込みです。

これまでの活動や新たに創設した企業認証制度を活かして多様な主体と連携し、引き続き、世界目標の達成に向けた生物多様性保全の取組を推進してまいります。

(特別支援教育の充実)

来年4月には、知多地区から聾学校への長時間通学の解消を図るため、県立東浦高校敷地内に、幼稚部及び小学部に対応した千種聾学校ひがしうら校舎を開校します。

さらに、岡崎特別支援学校の移転新築や、小牧特別支援学校及びいなざわ特別支援学校の校舎の増築なども進めてまいります。

(交通安全対策の推進)

2022年も残すところ1か月となりましたが、総力を挙げて交通事故防止に取り組んでまいります。

県民の皆様におかれましても、人命の尊重を最優先に、交通ルールの遵守と安全行動に心がけていただきますよう、お願い申し上げます。

(補正予算案)

補正予算の総額は、102億2,767万余円でございまして、会計別では、一般会計で100億4,663万余円、特別会計で3,471万余円、企業会計で1億4,633万余円を増額補正するものです。

新規陽性者数の急激な増加が続いた第7波の影響による自宅療養者の増加に伴い、配食サービスの実施に要する経費を増額します。

民間検査機関などでのPCR検査等に係る本人負担分を公費で負担するとともに、妊婦への分娩前のPCR等のウイルス検査に要する経費を、引き続き支援します。

多くの医療機関が休診となる年末年始に発熱患者等が速やかに受診できるよう、臨時に診療・検査を行う医療機関及び調剤を行う薬局を支援します。

県立高等学校・県立特別支援学校における新型コロナウイルス感染症対策や学習保障に必要な取組の充実を図ります。

(補正予算案以外の議案)

今回提案をいたします案件は、条例関係議案が9件、その他の議案が19件です。

以上、提案をいたしております案件の主なものにつきまして、その概要をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、議事の進行に伴いましてご説明を申し上げたいと存じます。

どうかよろしくご審議の上、適切なご議決を賜りますよう、お願いを申し上げます。