休眠預金活用について
こんばんは。
ますだ裕二です。
今日は、
県民環境委員会で休眠預金活用について、一般質問させていただきました。
(ますだ)
NPOの主な原資として、助成金やメンバーからの会費、賛助会費、公益に資するサービスとしての事業収益があるが、大半のNPOが、資金獲得が、進んでいない状況にあり、6月議会の委員会で、休眠預金を活用した助成金についてお尋ねした。
その際、「今年度から休眠預金を活用した助成が実施され、民間公益活動を行う団体に助成を行う『資金分配団体』が秋頃に選定される」という答弁であったが、進捗状況はどのようになっているのか。
(社会活動推進課主幹)
休眠預金を利用して、公益活動を行う実行団体に助成を行う「資金分配団体」については、「指定活用団体」である一般財団法人日本民間公益活動連携機構が選定することとされている。
選定結果については、当初の予定では、指定活用団体が9月中に公表することとなっていたが、実際には、公表が大幅に遅れ、11月29日に、全国で22団体が選定・公表されたところである。
このうち、本県に関係するところでは、愛知県を始め、長野、岐阜、静岡、三重の5県を対象とする「資金分配団体」として、一般財団法人中部圏地域創造ファンドが選定されたところである。
(ますだ)
中部圏地域創造ファンドとは、どのような団体か。
(社会活動推進課主幹)
一般財団法人中部圏地域創造ファンドは、個人や企業から寄附を集め、NPO等の民間公益活動団体に資金提供を行う、いわゆる「市民ファンド」として、2018年2月に設立された団体である。
中部圏地域創造ファンドは、その定款によれば、「NPO等が実施する民間公益活動に対して、資金的支援や人材育成支援等を行うことで、将来にわたって安心して暮らせる持続可能な地域社会を創造し、もって中部圏における公益の増進に寄与すること」を目的としており、「民間公益活動への資金的支援、研修、調査」等といった事業を行うこととしている。
(ますだ)
今年度中に民間公益活動を行う団体への助成が行われるとのことであったが、「資金分配団体」の選定が予定より遅れたことで、どのようななるのか。
(社会活動推進課主幹)
民間公益活動を行う実行団体への助成時期については、「資金分配団体」である一般財団法人中部圏地域創造ファンドが、昨日公募要領を発表した。それによると、12月中に公募説明会を開催し、来年2月3日まで実行団体を公募し、2月上旬から中旬の審査を経て、3月中には実行団体への助成を行うこととされている。
(ますだ)
助成金獲得に向けた支援として、県内のNPO団体を対象に、個別にアドバイスを行う相談会を実施するとのことであったが、これまでの実績と今後の予定はどうなっているのか。
(社会活動推進課主幹)
本県では、NPOが休眠預金を始めとする「社会的インパクト評価」を活用した助成金を獲得できるよう、有識者が個別にアドバイスを行う相談会を開催している。
これまでに、相談会を4回開催し、延べ54団体・65名の方に参加いたたいた。今後の予定としては、12月19日に、あいちNPO交流プラザにおいて、「資金分配団体」である一般財団法人中部圏地域創造ファンドの担当者による休眠預金等活用制度に係る説明会を兼ねた相談会を開催することとしている。また、来年1月14日にも、知多市において相談会を開催する予定である。
さらに、今年度中に、「指定活用」である一般財団法人日本民間公益活動連携機構の職員を講師に招き、休眠預金等活用制度や資金獲得の参考となる情報等を提供する講演会を開催することを検討している。
(ますだ)
NPOの継続した運営には、助成金の獲得が必要であるので、今後も情報提供や講演会を開催することを要望する。
