昨日くりちゃんともなかちゃんのお話の中でも言ったけど、
ねえ、見て
僕よりずっと小さかった弟のハ~トが
毎日よく食べよく寝てよく遊んでいたら、どんどんどんどん大きくなって、小さい僕は、あっという間に追い抜かれちゃったんだ
ほらね
だけど仕方がないんだ。
だって僕はトイ・プードルで、ハ~トはビション・フリーゼなんだから・・・
元々犬種が違うんだから、ハ~トが僕より大きくなるのも当然なんだ
だけどお散歩に行くと、「ねえねえお母さん、赤ちゃんがいるよ」
「あ、ホントだ 可愛いね~」って、
小さい子供だけじゃなくて、大人の人までこの僕のことを赤ちゃんだって言うんだよ
ヤダな 僕はハ~トのお兄ちゃんなのに・・・
それから最初ハ~トがお家に来た頃は、こんな風に寝ていたこともあったんだ
僕の横にちょこんと並んで、身体をくっつけてね
どう 僕の弟のハ~ト、小さくて可愛いでしょ
それが徐々に大きくなって行って・・・
ハ~トは足をこんなに真っ直ぐ伸ばして、なぜか僕の方が遠慮気味・・
この頃から身体ばかりじゃなくって、段々態度も大きくなっていって・・・
ハ~トが生後9ヶ月になる頃には、とうとう僕は追い抜かれちゃった
益々遠慮気味で、可哀想なボク ・・・ トホホ
態度も大きいけど、見て ハ~トの顔、大きいでしょ~
そして今じゃあ、僕はず~っと遠慮がち
ハ~ト、いくらなんでもその格好はなんなんだ
小さい僕は、身体も態度も大きくなってしまったハ~トに敵わないけれど、それでもやっぱり、僕はハ~トのお兄ちゃん
いつもお母さんが言ってくれるんだ
「ルイちゃん、ルイちゃんは小さいけれど、おじいちゃんやおばあちゃんや、病気で大変な方達の心を癒せるルイちゃんは、とってもとっても大きい存在なんだよ 天使みたいに優しいルイちゃんは、とっても大きな心を持った小さな巨人・・じゃなくて小さな巨犬()なんだよ」って・・・。
だから僕は別にハ~トに勝てなくたっていいんだ
僕は小さいことは気にしない、大きな大きな心を持った小さな巨犬()
僕は小さいけれど、
ずっとずっとヤンチャ坊主の、可愛いハ~トのお兄ちゃん