私は、カラテ技術書、フリースタイルカラテ(ノベル出版)を2007年に上梓した。
その時、TSマークの意味について書いた。それに若干の加筆修正を加えたものを紹介したい。
このマークは、国際武道人育英会の理念(志)のシンボルマークにも使用している。
あまり個人的な思想を伝えると、誤解されると思い、意味に関しては伝えず、これまで封印してきた。
TSマークの意味とは、フリースタイルカラテや拓真道がどうのこうのというものではない。
また、意味というよりは、マークに込められた祈りと言っても良いかもしれない。
それは、空手武道をより高めたいという思い、只一つだ。
話は変わるが、フリースタイルカラテプロジェクトの進行は、匍匐前進(ほふくぜんしん)のようだ。それは、私の能力のなさであると同時に、命懸けでもあるということだ。
命懸けの意味は伝わらないとは思うが、現在の初心を述べる意味で、その志を振り返ってみる。
終わりが来る前に・・・・。
TSマークの意味(フリースタイルカラテ拓真道への思い)
臥龍の大山倍達先生を空高く舞い上がらせた、雲のような存在の独り、草壁先生を思い、五行歌風に記したい。
このマーク(しるし)は、想像上の鳥と拓真道のTSの文字を掛け合わせてイメージしている。
【孤高の鳥】
その鳥は
古今東西の時空を
飛び越え
叡智を
運ぶ。
その鳥は
人と人との心間を
行き交い
良心を
つなぐ。
私は
カラテ武道が
叡智を運ぶ鳥に
なることを
夢見る。
私は
カラテ武道が
良心を繋ぐ鳥に
なることを
夢見る。
私は
人間には良心(良知良能)という
普遍性が
あることを
信じる。
2014-10-13一部修正
