これから帰国する。
約2週間、8倍速で考え、行動し続けた。
日本のことを考える余裕は無かった。
私の人生の中でも記憶に残る貴重な体験をした。
それを言葉にするには、少々時間を要する。
帰国後、書き記したい。
今回のフランス滞在では、おそらく人生の最後まで記憶に残るような体験をした。それを言葉にするには、少々時間を要する。
帰国後、書き記したい。
さて、私は、いつもある思いをもって生きている。
「おそらく、私の考えは、理解されていない」と。
しかし、それは当然だと思っている。
私が皆の思いを遮って生きているからだ。
私は、そのような生き方を、良くない生き方かもしれないとも、思っている。
ゆえに私の人生には、いつも葛藤がつきまとう。
しかし、私の行動は、ある信念に突き動かされているのだ。
意地の悪い人達は、そんな私を、増田章は自己肯定が過ぎるとか、思い込みが激しいと、揶揄する。
確かにそうかもしれない。
また、偏った信念が、人生を狂わすこともあるだろう。
しかし、私の信念は、ほんの僅かの人達にだが、理解されつつある。
フランスのビンセント・サイモン、ビンセント・サルサ(俗称)、ティエリー・ノートン、セルジュ・カール、ヘニー・ウェーデル。
彼らは、私が人生を賭けた、極真空手を進化させたいという、信念を理解している。
その信念は、まだほんの僅かの人にしか受け入れられてはいないが・・・。
私は、眼が曇った人達には見えないだろうが、厳しく自己を客観視している。その上で、行動しているつもりだ。それが、外から見た場合、奇異に映るのは、その人の眼が曇っているからであろう。
フランス・魂道場のティエリー・ノートンは、現在、腰が悪く(ハイキックの練習による傷害)、歩くのがきつそうだった。しかし、今朝、駅まで見送りにきてくれた。
彼は私に、ガンジーの言葉を送ってくれた。
私は、ガンジーの足下にも及ばない、馬鹿でクレージーな空手家だ。
しかし、彼の知性と、暖かい友情が、約30年程の歳月をかけて伝わった、今回だった。
本当に、ありがとう。
蛇足だが、同行した荻野審判長は、日本に帰りたくないという(笑い)。
よほど、日本に嫌なことがあると察する(笑い)。
荻野審判長の友情にも感謝したい。
ガンジーの言葉
First they ignore you,
then they laugh at you,
then they fight you,
then you win.
最初は彼らがあなたを無視する。
つぎに、あざ笑い、
それからあなたに戦いをいどんでくる。
そのとき、あなたは勝つ。
