清新町の歩道橋は車道化できるのか? | 江戸川区議会議員 桝秀行のブログ

【平成31年1月28日】

 

 「清新町は出入り口が少なくて不便」という声を寄せられる事があります。清新町と言えば、とても静かな住環境をイメージしますが、一方で車両による清新町への出入りには不便を感じている方が多いようです。出入り口を増やせるものかどうか、この機会に検証してみました。

 図1は清新町の出入り口を示したものです。青〇で記したように西葛西駅方面の北側に一か所と、船堀街道沿いの西側に二か所の計三か所ありますが、東側・南側に出入り口はありません。

 

 そこで、清新町へのアクセス性を高めるために出入り口を増やせないものか?と考えると浮上するのが、赤〇で印した清新町と臨海町をむすぶ歩道橋(つばさ橋)を車道化してはどうか?という案です。

 この案は、既存の人道橋を車道化するだけですので、新たに橋を架けるよりコストも時間も掛かりません。このようなご意見は地域にお住いの方から寄せられています。

 

 

さて、仮にこの案を実施するためにはどのようなプロセスが必要となるのでしょうか。初めに地域住民の合意形成が欠かせません(そもそも町の設計思想には町内に余計な通過交通量を増やしたくないというコンセプトがあるため、車道化を望まないご意見も少なくないでしょう) その上でこの橋が物理的に車道として利用できるかを確認し、区役所や警察といった行政機関の積極的な取組みが求められます。実現への道は決して簡単なものではありませんが、地域の方が町の住環境について考える事はとても重要な事なのです。

*つばさ橋は平成3年竣工の2等橋です。構造上、大型車は通行できせんが、普通乗用車は通行可能です。