4年間の反対本数!32本/352本 | 江戸川区議会議員 桝秀行のブログ

皆様こんばんは。江戸川区議会議員のます秀行です。


1年生議員として4年間の間、議会における賛否表明を振り返ってみました。

平成23年5月~これまでのところ(議員提案・発議案・意見書を除く)


賛否の審議がなされた区長提出議案は全部で352本(賛成320本 反対32本)でした。10%程度の反対でした。もう少し多い感じはしていましたが、反対議案には力いっぱい反対するため印象深いのかも知れません…


『是々非々で臨む』と決めた四年間でしたので、そう言った意味ではぶれずに目標を達成できました。それにしても自民党会派の15名と、公明党の会派13名は全員が352本全てに賛成とは。44名の定数ですから、事実上この2会派が賛成してしまうと全て可決してしまいます。


本来、地方議会は首相を与党から選ぶ国会と仕組みが異なり、区長と議会がそれぞれに独立しています。そうであれば、地方議会ももっと激しい議論が交わされてもよいはずなのです。実際に大阪市や他の自治体でも区長提案の議案が反対されたり修正されたりしています。しかし江戸川区議会の実態として、この4年間議案を修正はおろか否決は一本もありません。



『是々非々』・・・(何でも賛成、何でも反対ではなく、良いものは良い、悪いものは悪いと個別に判断していく事。)


『反対すればいいってもんじゃない』

確かにその通りです。私も徹底した是々非々姿勢ですから、仮に全てが正しいと判断したら全てに賛成票を投じます。しかし、そんな事はまずありません。家族であっても学校であっても会社の中でも多くの人間が集まれば、時として意見は割れるのが当たり前でしょう。


とは言え、会派制度という合理的手段のもとに議会運営されている訳ですから、思いつくがままに反対票を投じていても議会がままならなくなるのでそれはそれで難しいものです。


それではどこを改善したらよいのでしょうか。


本会議場はあくまで最後に採決する場ですので、それ以前に委員会や執行部側との打ち合わせによって、会派側の意見を議案に反映させてもらう作業、これを徹底して行う事が一つ考えられます。また、時に修正案を出したり、意見調整がうまくいかない場合などは本会議場で否決してもよいのです。


「可決」が当たり前になってしまうのが一番怖い事です。賛成が当たり前となれば機械的に票を投じるだけとなり、一つ一つの議案を掘り下げる作業をしなくなってしまいます。人間ならば当然でしょう。


江戸川区議会は4月に改選を迎えます。どうにか改革派の議員を一人でも増やし、議会改革を進めていきたいと思います。


議会改革は → 役所改革に繋がり → 役所改革は区民生活改善に繋がる のです。


だとすると、区民の生活をよくしていく為には、議会を改革すればよいという事になります。それでは区民がどうしたら議会改革をできるのか。投票です。投票によって改革派の議員を一人でも多く誕生させる事ができれば、生活改善に必ず繋がります。