グランパドドゥはバレエの見所でもあり
男女の息ピッタリな踊りは観客をその世界へと引き寄せる力があります。
基本的なグランパドドゥの構成は
①男性と女性が二人で踊るアダジオ
②男性が一人で踊るヴァリエーション
③女性が一人で踊るヴァリエーション
④男性と女性が二人で踊るコーダ
と一つのグランパドドゥでも一人が3曲踊ることが基本です。
ヴァリエーション一つ踊るだけでも息が上がりますよね…
バレエは体力が必要です。
そのためにも日々レッスンに励んでいると思いますが、レッスンでしていることは「無酸素運動」。
1時間半のレッスンだとしても、1時間半ずっと踊り続けている訳ではありませんよね。
アンシェルマンを覚え、先生の注意を聞き、自分が踊る順番を待ち…など
無酸素運動も体力アップには必要で、それはレッスンで補えるとするともっと必要なのは「有酸素運動」。
有酸素運動には主に下記の効果があります。
①心肺機能を向上させる
有酸素運動は酸素を必要とするので、有酸素運動を繰り返し行うことで心臓が大きくなって一拍での血液を循環させる量が増加し、それとともにたくさんの酸素を体内に取り込めるようになります。
徐々に息切れすることもなくなり、心拍数も少なくてすむようになってきます。
②血管を強く、機能向上させる
有酸素運動によって、より酸素を取り込もうとして血管も変化します。
血管平滑筋が柔らかくなり、運動によって血圧が高くなりすぎるのを防ぐようになります。
毛細血管が増え、血液が酸素を体の隅々まで運びやすくなります。
③体脂肪からエネルギー源を確保できる
有酸素運動を繰り返し行うことによって、激しい運動でも体脂肪を利用してエネルギーを作り出すことができるようになります。
体脂肪はどんなに痩せている方でも、運動によって使い果たしてしまうということはないので、体脂肪がエネルギー源になれば、通常無酸素運動にあたるくらいの激しい運動でも、かなり長く続けることができます。
また、有酸素運動ならば乳酸も作らないので、疲れもあまり感じずにすみます。
バレエをしているとレッスンがトレーニングだから…と言われたりもしますが、
バレエのレッスンだけでは補えていないところは多々あるので、そこをいかに補えていけるかが、理想のバレリーナへ近づくためのキーポイントです。
グランパドドゥを踊りきるために、
レッスンでの無酸素運動と、20分程度の有酸素運動を行い疲れにくい身体を手に入れましょう!
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