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Remarks

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「Steadfast」 2008
イギリスのペイガンブラック二人組 Forefather の6th。
勇ましいを通り越してクサいの一歩手前まで来ている檄メロが満載。曲展開も疾走しているものが多くテンションが高い。土臭いメロデスとして聴く事も可能。これは熱い!思想的にはアングロサクソン賛辞を掲げている様だ。

1.「Brunanburh」
 ブラスト入りで勇ましい旋律を振りかざしつつ行進。野郎共のコーラスが熱い。最初から飛ばしております。
2.「Cween Of The Mark」 Good!
 ヴォーカルのパワフルなダミ声が冴える疾走曲。ヴァイキングっぽいメロディ。
3.「Theodish Belief」
 ミドルテンポ。バスドラドコドコによる一体感、中盤のツインギターが燃える。
4.「Hallowed Halls」 Very Good!!
 一撃必殺のツインギターが炸裂!漢らしいノーマルヴォイスによる歌唱もグッドな勇壮極まりないキラーナンバー。 
5.「Steadfast」 Very Good!!
 荒涼としたトレモロを奏でオーソドックスなペイガンで行くのかと思いきや1:51~から怒涛のクサツインリードが!ぐはっ!鼻血が出たじゃないか!すんばらしい。
6.「Three Great Ships」
 手加減しません。よくもまあこれだけ勇壮な旋律を考え付くものだ。ブラストの頻度高し。
7.「Eostre」
 スローテンポのインスト曲。春の女神だからそんな感じ。
8.「Fire From The Sky」
 この曲も演奏の一体感が堪りません。メロディアスな歌メロもオーケー。
9.「Mellowing Of The Maids」
 珍しくマイナーなメロディが目立つ。中盤以降はヴォーカルレス。3:52~4:05のギターソロがエキゾチック。
10.「Wolfhead's Tree」
 アルバム中では一番ペイガン然とした荒涼感があるかな。結果的に他の曲より地味になってしまっているが。
11.「Miri It Is」
 全編ノーマルヴォイスのミドルナンバー。栄光とかそんな言葉が似合いそうな明るいメロディ。最後まで濃いです。

ペイガニズム云々関係無しに音楽として出来が良いので普通に楽しめるが、メロディアスな楽曲の下地にはやはりメンバーの本気が感じ取れる。上辺だけじゃございません。良作。

「Hallowed Halls」


「Steadfast」
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「Zeit Der Cherusker」 2008
ギリシャのブラックメタルバンド Wolfnacht の4thアルバム。
ナチスドイツ時代の国歌やホルスト・ヴェッセルの歌の導入を試みた2ndで有名なバンド。国家社会主義がどうのと言う思想的なハナシには聡くないので言及を避けるが、私は当たり障りのない愛のうたでウットリするよりも全力で死ねと叫ぶ曲で気分を悪くする方が有意義だと考えている人間なので、こう言う気合いの入ったものには何であれ敬意を払う様にしている。
今作は紀元前9年に起きたトイトブルクの森におけるローマ軍とゲルマン民族の戦いをテーマにした作品だと思われる。ナショナリズム的には如何にもと言った主題だ。
音楽的には伝統的なノルウェージャンブラックを踏襲している印象で、音質の薄っぺらさとヴォーカルの毒気は2ndに及ばないが、ギターの叙情メロはなかなか扇情的で聴くべきモノがある。

各曲感想
1.「Krig (Berzerkerwut)」
 馬音響く導入部を終えると薄く叙情的なギターとブラストで突進。途中から入るシンセがなんとも不穏。
2.「Opfertod」
 疾走曲。暗いギターのフレーズが延々と垂れ流される。
3.「Das Lied Des Wuotanskultes」 Very Good!!
 非常に哀愁漂うメインフレーズに心が震える。0:50~1:42にかけての扇情度は死ねるレベル。
4.「Battles In The Teutoburger Forest (Victory Of The Germanic Tribes)」
 (たぶん)トイトブルク森の戦いを模したSE入りで送るインスト曲。
5.「Sal Und Sig」
 前半は全編ブラストで進行する正統派ブラック。ヴォーカルの3:10の絶叫がリアルで怖い。後半はシンセによる長い後奏。
6.「Zeit Der Cherusker」
 勇ましいオーケストラをバックにしてWarブラックと言った趣。
7.「Der Weg Nach Walhall」
 ちょっとトラッド色のあるアウトロ

シンセを結構フィーチャーしているせいもあってか、2ndにはビシビシ漂っていた(歌詞は分からなくても)何かマズイものを聴いているなぁと言う空気は減退している印象を受けたものの、3曲目が良かったので別にいいや。所詮私はNSブラック聴きじゃござーせん。

「Das Lied Des Wuotanskultes」
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「Putrescent Clitoral Fermenta..」 2007
イタリアのデスメタルバンド Vulvectomy の1stアルバム。
殺傷力の高い殴殺リフとオエオエヴォーカルのめくるめくコラボレーション。この手のズリズリした連中はスラミングデスなどと言うそうで、Liveでのクビ振りダンス前提のスラムパートを設けているのが特徴。打ち込みドラムのカチカチしまくりなバスドラ軍靴が堪らんです。地中海を望み、パスタとピッツァを食みながらどうしてこんなモノをやろうと思うのか理解できませんが実際どーでもいいです。

各曲感想
1.「Festering Detatched Genitals」
 のっけから吐血必至のストマックストレート。音圧がヤヴァイです。バスドラの音が良いねぇ!打ち込みだけど。
2.「Pusfull Hymen Liquified」
 遅めのブラストで突進。ヴォーカルが意味のある言語を発しているとは思えない。
3.「Depilated Cunt Twitch」
 これまた圧殺型のゴーモンナンバー。
4.「Masturbating with Defecated Entrails」
 のっそのっその遅重曲。油断しているといきなり高速ブラストが!胃に悪い。
5.「Putrescent Clitoral Fermentation」 Good!
 ゴリラにパンチを見舞われている気分。0:49~1:20のギターがカックイイぞ。
6.「Regurgitation of Menstrual Scabs」
 女性の罵声の後に超速ブラスト炸裂!が、その後はスラムパートが延々と。
7.「Fornicate In Putrefaction」
 ちょっとはリフのヴァリエーションを変えようとかそういう形式じゃないのね。思考や理性はかなぐり捨ててめくるめく快楽の世界へと、さあ(何を言っているんだ
8.「Postmortal Orifice Lubrication」
 最後までこの調子かよっ!プレス機に押しつぶされて血反吐と内蔵まみれになっている気分です。しかしもう一度と思ってしまうのはなぜだろう?なぜだろう?

やはりぼえっと聴いているだけじゃサマにならんです。とてもタテノリし易いのでヘドバンしまくりましょう。 

「Festering Detatched Genitals」
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「Realise You're Dead」 2002
ミシガン州のメタルコアバンド Anah Aevia のアルバム。
メロデス風味と叙情性を纏わせつつ重々しいテンポで進行する楽曲が中心。なぜか熱くなってしまうのは、そのメロデス風味と言うのがマイナーバンドの所以かかなりB級臭い野暮ったさを持つせいだろう。思わずニンマリ。どこか憂鬱で湿っぽい雰囲気もアメリカの地方都市風情と言った感じで好きだ。

各曲感想
1.「Murder」
 ダークなイントロ曲。既に重苦しい。
2.「Emmanuel My Provider」
 どしっとした曲調だが0:53~1:26の哀愁を感じさせるリフで疾走するパートが良い。
3.「Hubble Slaw」 Good!
 往年のメロデスを思わせる叙情的なトレモロリフが登場。暗く気だるげなクリーンヴォーカルパートも味わい深い。終盤のツインリードの応酬がまた良い。
4.「October 12 1998」
 クサクサなツインリードに苦笑。ヴォーカルのスクリームを別にすればほぼのろいメロデス。
5.「Renwal」 Good!
 クリーンギターによるモノクロームなインスト。何気に好き。
6.「Eyes Asphyxiated」
 またまたそんなクサイギターを弾いて…どう見てもメンバーはメロデス好きです。しかも古い。
7.「Mexico City」
 序盤はクリーンギターのバックで語りが入る展開。中盤からはミドルテンポでダカダカ進む。結構テクニカルなギターが聴ける。終盤ガテラルヴォイスらしきモノが。
8.「Hope」
 ドラムとベースによる短いインスト。
9.「London Life」
 タイトル通り湿っぽいロンドンの街を思わせる物憂げな曲。
10.「A Tale Of Two Revolutions」
 冒頭のインパクトからそのまま疾走に雪崩れ込み。ギクシャカしたギターと言いドラムと言い落ち着きが無い調子。
11.「Sea And Sky」 Good!
 これまでの気だるい雰囲気を一蹴するが如くテンションの高い疾走曲。ギターのノリも良いしアルバムのキラーチューンと言っていい。
12.「Morning The Innocent」
 この曲もテンションが高い。なかなか発狂している。一方でクリーンヴォーカルの歌メロは叙情的。
13.「Rest」
 淡い質感のアウトロ。

激しい展開もありながら雰囲気モノとしても聴く事が出来るなかなか味のあるアルバム。ストレートじゃないドラムの叩き回しがまたプラスに働いていると思う。

「Hubble Slaw」
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「... And Kindling Deadly Slumber」 2009
オランダのメロデスバンド The New Dominion のアルバム。
タイトでピシッとした演奏に薄メロのクールなリフ、サビはクリーンヴォーカルでメロディアスに歌い上げる、お約束とも言うべき現代メロデスの雛型をきっちり踏襲しているバンドでござい。だが聴き進めて行くとそれ程普通声に比重が置かれているわけではなく、きちんと北欧メロデスへの敬意が込められている事が分かり好印象を受けた。デス声の凄みはやはりオランダのバンドだよな~と思う。

各曲感想
1.「Shock And Awe」
 工場か何かのSEによる不穏なイントロ。
2.「The Homecoming」
 硬質なザクザクリフで猛然と疾走。ヴォーカルはデス声は高低二種、そしてサビになると普通声とスクリームを重ねてメロディックに歌う。
3.「Face-Off The Sick」 Good!
 のっけから哀愁+クールなリフがおいしい。おいしいんだけど…やっぱり普通声が邪魔で素直に楽しめない…終盤のギターソロなんかもゾクゾクするんだけどね。
4.「As I Wither Alone」
 7分ちょいの長い曲。程良いブルータリティに乗せて次々リフが繰りだされダレない。ヴォーカルの巧みなデス声ワークが楽しめる。普通声はナシ。
5.「Worshipping Titans Of Murder」 Very Good!!
 前曲の後奏がイントロ。おおお!DTっぽいツインギター炸裂!要所要所で炸裂するブラストも激アツ!今作のキラーチューン決定。
6.「Dead Cloud Serenity」
 冒頭DTのEdenspringをかなり意識しているのではないかと。アルバム中最もクリーンヴォイスの比重が高い。
7.「Predisposition_ Feed, Crawl & Dep」
 クリーンギターによる叙情的なインスト。
8.「The Plague Syndicate」
 ベースソロから始まる序盤は溜めて、その後は一気に突っ走る。中盤から普通声が現れ叙情的なパートに。終盤で盛り返しシメ。
9.「Inertia」
 重々しいインスト曲。
10.「Underneath The Gangrene Seduction」
 ダークな叙情リフを乗せ疾走。3:23~4:30にかけてのツインギターの絡みが好き。終盤のソロも良いなぁ。
11.「Disembodiment」 Good!
 この曲のリフも良いなぁ。でもこんなに良いリフを作れるなら普通声なんていらないのに…と私などはどうしても思ってしまうのだが。
12.「Incineration Millennium」
 この曲も長いが、飽きない展開でしっかり最後まで聴かせる。この構成力の高さは素晴らしい。クリーンギターによる後奏で余韻を残しながら幕を閉じる。

普通声の使用は私の好みの問題なので置いておいて、全体的に長めの曲が多い印象かな。グダグダ感はなくてしっかり聴かせる力量はあるものの、もう少しコンパクトな方がメロデスとして良いかもしれない。なかなか出来は悪くない。

「Face-Off The Sick」