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Remarks

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「Souls Eternally Devoured」 2010
フィリピンのブルデスバンド Guillotined のアルバム。
どうでも良いがフィリピンと言えばサンゲリア2のイメージが定着してしまっていて・・・今はどんな感じなのでしょう?
インパクトのあるやたらドロ臭いヴォーカルをはべらせ、乾燥したドラムがタカタカと忙しなくリズムを刻む。ブルータルと言えばそうだけどこの位は心地良いレベル。ギターはズンズクした重めのリフを奏でている。

各曲感想
1.「Spontaneous Masochism」
 ブラストの後にブレイク、スローパートに流れる下りはモロSuffocation。演奏は揃っており、タイトで濃密、テクニカル。
2.「Minutes Of Massacre」
 演奏の一体感による押しが強い一曲。
3.「Ruthless Executions」
 冒頭のキメが良いな。他の曲と比べるとなかなかフックがある。
4.「Putrefied Prophets」
 踊りまわる様なギターの躍動感が心地良い。
5.「Impenetrable Death Fields」
 不穏なイントロから怒涛の攻勢へ。ヴォーカルのキョーキョー声が聴ける。
6.「Onslaught」
 Onslaughtと言えば私はAnthemの曲が思い浮かぶのですが、この曲はあまり個性が無い。押してますけど。
7.「Souls Eternally Devoured」
 タイトルトラックだが・・・特に無いな。
8.「Turbulent World」
 ギターが少しメロディらしきものを弾いている。曲の終わった後のSEがちょっと怖い。

ヴォーカルのせいかゴア臭い雰囲気があるが、大方まともなブルデスです。ただドラムにおんぶに抱っこと言うか、後半に行くにつれ展開のヴァリエーションが似たり寄ったり。1曲だけ聴くなら良いが通しはキツイ。と言ってもなかなか難しいよねぇ・・・

「Impenetrable Death Fields」

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「The Forsaken」 2005
ノルウェーのアンブラックバンド Antestor の4作目。
すんません、正直アンブラックって何なのかよくわかりません(汗聴いた印象では、オーセンティックなトレモロリフやデスブラック的要素を掛けあわせつつ、叙情性と耽美性が同居するおいしいサウンド・・・と思いきや何か変です。聴き手の期待する展開を狙い澄ましたかのように外す!外しまくる!アンブラックってそういうことなの!?

1.「Rites Of Death」
 ケルティックな女性ヴォーカルの独唱に続いて、それをブチ壊すが如く炸裂する邪悪なトレモロリフを引っ提げドスドス進行。しかし後半ではメジャー気味のギターソロが登場したりと既に違和感が。
2.「Old Times Cruelty」
 悲壮的な主題をブラストに乗せて運ぶ下りはよろしいのだが、途中の男女コーラスが「なんで?」と言う感じ。
3.「Via Dolorosa」
 この曲も妙だよなあ。わざとブラックメタルのお決まりからずれた事をやっているというか。聴いているこっちも素直になれない。
4.「Raade」
 ピアノやストリングスによるインストにオペラチックな女性ヴォーカルが絡む。非メタルナンバー
5.「The Crown I Carry」
 攻撃的にスタートしてその後はブラストバスドラトレモロの待ってましたな展開が!中盤のソロ、かなりメタリックで良いです。主題もなかなか。キーボードはちょいとクサいが。
6.「Betrayed」
 意外とマトモ・・・だけど終盤の展開がまたもやヘンテコ。チミ達は何なんだ!
7.「Vale Of Tears」
 土着的なギターに合わせヴォーカルが絶叫したりもっさりした歌唱を披露したりな序盤から徐々にシアトリカルな盛り上がりを見せていく。アルバムのハイライトかな。
8.「The Return」 Good!
 マトモな展開を持つと言う点ではこの曲が自分は一番聴き易い。捨てどころもないし。
9.「As I Die」 Good!
 冒頭が神がかっているのでそのまま行ってくれれば良かったな。疾走したりはしないけどおいしい部分が多いぞぅ。
10.「Mitt Hjerte」 
 透明感のあるアウトロ曲。後半のギターソロが耽美的。

聴き様によっては消化不良に陥りそうだが面白いサウンドである。変態と言っていいかもしれない。確信犯的な肩透かしを食らいたいと言う方はどうぞ。

「Vale Of Tears」
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「No Heaven In Sight」 1998
フィンランドのメロデスバンド Absurdus のアルバム。
オーセンティックなヘヴィメタルやジャーマンメタルにデス声を乗せただけ・・・と書くと聞こえは悪いが、メロデスとしての体裁云々ではなく、デス声のヘヴィメタルなんだと視点を変えれば、うーんなかなか良いじゃない。同じ様な事はかつての Sentenced が既にやったのだが、私はこっちの方が好きだなぁ。だってクサいんだもの。

1.「Ad Absurdum (One Hell of an Introduction)」
 Heavy Metalだぜイエーッ!全開のイントロ。98年でも時代錯誤だぞ。いや、それが良いのだが。
2.「On the Way to Hell」
 ジャーマンメタルチックなツインリードを引っ提げ疾走。激しく既視感だがこれで良いのだ!正直センスの無いドラムと力弱いデス声が哀愁・・・
3.「Devil's Ride」 Good!
 うほっ!こっ恥ずかしいくらいにHeavy Metal。サビのフレーズがグッドです。
4.「My Kingdom」 
 0:51~から悶絶必至のツインリードが!ギニャーッ!こう言うのを聴きたいのよ。その後はあんまりパッとしないけど。
5.「You're Below Everything」
 ダーティな感じ。他に書く事は無いな。取り立てて。
6.「Concordia Diabolo」
 アコギのインスト。次曲へのイントロも兼ねる。
7.「Joyreaper」 
 憂いのあるリフとノリノリなギターソロの絡みがおいしい。やっぱメタルはリフだなと再認識。
8.「Pure Pleasure」
 グルーブ感が強調され、一昔前のUSメタルの様な軽いノリが堪らない。首振りナンバー。
9.「Blood Drive」
 リフのネタが尽きたのか使い回しが目立つ。せめてもう少し展開を用意してくれ。
10.「Life is Agony」 Good!
 モタる冒頭に少々げんなりだが、疾走まかせにせずギターのフレーズをちゃんと聴かせる事に力を入れておりなかなか聴き応えアリ。ブラックメタルっぽいかな。後奏の叙情も良い感じ。
11.「Bomber (Motorhead cover)」
 デス声になっただけで原曲から大きくはっちゃけた事はやっていない。

多少一本調子で聴き所満載とは行かないが、オッ!と思わせる部分はそれなりにあるので聴いてみて損は無いだろう。80'sメタルに愛着がある方も!

「Devil's Ride」
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「Saprophyt」 2002
ドイツのデスグラインドバンド Tears of Decay のアルバム。
これの前のMCDの方が気に入ったのであまり聴かずにほったらかしていましたが、や、久し振りに聴いてみるとなかなか悪くないです。
貧相な音質でスカカカカンと小気味よいブラストを連発しながら荒々しく突っ走りまくるタイプのデスグラインド。この手のバンドにしてはギターが結構メロディックと言うか、時折薄い叙情らしきものを感じる部分もあって面白い。

1.「Intro」
 気色悪いノイズみたいなイントロ。
2.「Blind Reality」
 いきなりヘヴィであれぇ?と思ったがすぐに飛ばし始めます。ベースがチョッパーで自己主張している。
3.「Tears of Decay」
 うーん、ドラムのこの非常に頑張っている感じのブラストが堪りません。息切れしそうでギリギリまで粘ると。一瞬だがベースソロでブレイク。
4.「Der Übermensch」
 いやぁもうあっちゃこっちゃ暴れ回っております。手を離してしまった消火ホースの如し。ギターの輪郭が不明瞭なので聴き取りづらいが、微妙に薄メロ。
5.「Bellum Ominum Contra Omnes」
 この曲も薄メロ。全体的に猛然と突っ走っている。
6.「Homo Homini Deus est Pt.2」
 MCDからリテイク。暴力的なリフを掻き鳴らし疾走。中盤のちょっと荘厳なパートが好き。ドラマティック。あんまりいらない要素だけどそれもまたおかし。
7.「Soul Suicide」
 一直線な曲調で、物々しく突進力がある。
8.「Saprophyt」
 狂気じみたリフと頑張るドラム。ブラストとバスドラ連打の嵐。
9.「Kill-Fuck-Die」
 身も蓋もないタイトル。逆撫でする様なギターはなんとなくNYっぽい。
10.「Outro」
 アウトロ。特に無し・・・と思いきやシークレットトラックが。まぁ取り立ててどうこう言う曲では無いが。

少しギターの輪郭を潰し過ぎなのが残念だが、あまり余裕の無い演奏で猪突猛進する様はなかなかカッコイイ。

「Homo Homini Deus est Pt.2」