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Remarks

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「The Order of Vril」 2009
狼男の名を持つポーランドの二人組ペイガンブラックメタルバンド Werewolf の2ndアルバム。
ポリッシュブラックの急先鋒と言えばBehemothであるが、一方このバンドの出す音は、ゆったりとしたテンポにザラザラしたギターとチャーチオルガンをフィーチャーしたキーボードが奏でる荘厳なフレーズが乗るもので、ブラストしたりもするが基本的に起伏に乏しく単調。バックで多用されるクワイアや空間的な音づくりが、魔術的で冷たくミステリアスな雰囲気を演出している。

割かし小ぶりな楽曲が多いが、平坦な展開に加えてノイジーなギターと垂れ流し状態のキーボードのコンボが相まり体感時間は長く、その内段々と自分の意識が開放されて、一種のトリップ状態に陥る。気が付いたらこのジャケみたいなコトをやらかしているかもしれない(それは無い

個々の楽曲の良さと言うよりも雰囲気モノで聴くべきと思う。ああ、Behemothを引き合いに出す必要は無かったのでございました(ちゃんちゃん

「The Order Of Vril」

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「Era」 2011
ドイツのメロディックデスメタルバンド Alchera の2ndアルバム。
おお…まだこんなバンドが潜んでいたとは。メロデスと言ってもクサクサな叙情性を発揮するんではなく、スラッシーかつ往年のハードロック的なノリの良いリフを中心に、ダーティで野郎の哀愁臭い立つツインリードが切り込んでくる感じ。荒くれ共!って印象だ。パッと聴いてガツンと来るモノでは無いが、程良くアグレッシブで心地良い曲運びの巧さといちいちキマッているギターワークのカッコ良さがとにかくすんばらしく、待って待ってのヤマ場には堪らないものがある。

ヴォーカルは低音域の咆哮と高音の喚き声を使い分け。音質はクリアで嫌味は無い。

ビター味の大人向けメロデス。バーボンでも呷りながら聴きなさい(意味不

Pickup Tracks !!
1.「Lokasenna」
 ブラストビートを炸裂させながら涼しいカオ70%憂い30%でおくります。色褪せた世界でござい。
7.「Vlokuslak」
 冒頭のアコギでまずオッとなる。悲壮なメインフレーズで唸り、荒涼としたサビ部で悶え、3:00~3:17でノックアウト。
10.「Melkor」
 冒頭はゆったりヘドバンを誘う疾走パート。序盤では重々しく引っ張り、サビはツインギターのトレモロで一気に煽り立てる。

「In Darkness」
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「Undimensional」 2007
ニューヨーク州のデスグラインドバンド Mucopus の2ndアルバム。
テクニカルでガチッとしたデスグラインド。時に重々しい、時にギクシャカした異次元なギターワークとブラストをかましながら前へ前へと突き進むタイトなドラムが相まって、アグレッションとアヴァンギャルドなテイストが同居するサウンドを成している。所々用いられる日本語のSEがヘンな雰囲気を助長している。
ベースの技巧主義も顕著で、単にギターにユニゾンするに留まらずガチャガチャと相当暴れ回っており聴き所である。
ヴォーカルはガテラルっぽさの少し入った低音グロウルタイプ。音質はクリアで厚みがあり、音のツブもハッキリしている。
デスメタル分多めなのでグラインドとしてはあまり聴けないが、しっかりと色がありなかなか面白いアルバム。

「Load Rag」

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「Kaosism」 2010
ロシアのデスブラックバンド Act Of God の2ndアルバム。
骨太の演奏で繰り出すアンチクライストで悪意剥き出しな破壊サウンド。基本はバスドラ連打とオモテ拍でタイトに攻めながら小刻みにブラストをかます展開。ギターのリフはサタニックなものが中心だが、デスメタリックなリズム刻みも多く用いている。暗黒ロックなソロパートもなかなかイカしている。

兎にも角にもブルータルなのだと思ったら、5曲目の様にエレクトロとサイバティックな質感が同居した不思議ちゃんな曲もあったりして、なかなか一筋縄じゃございません。ただしかし、それが決定的な個性になっているかと言えばそうでもなく、一定のクオリティはあってもコレだと言う曲が見当たらないのはどうにも弱い。

ヴォーカルはドスの利いた低音グロウルと高音喚き声の使い分け。音質は圧がありクリア。

実力はあると思うので曲の良さを追求して欲しいな~と思う。

Pickup Tracks !!
5.「Gladius Diaboli」
 情報社会のネットワークに潜む悪魔?みたいな?ピコピコシンセと暗黒コーラスの融合はなんともカオティックでございます。

「Rain on the Earth」

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「Sadomatic, Impure Artgoat」 1992
フランスのサタニック(NSも入っているのか?)ブラックメタルバンド Osculum Infame の2ndDemoカセット。
コレクション自慢その2。と言っても原盤を所有しているわけではなく(大体オリジナルが200枚、2005年再発盤が300枚限定と言うシロモノである)、メールで何度かやり取りしているアメリカの方に羨ましいと言ったらMP3でコピーしてよこしてくれたという経緯があって聴く事が出来た。

バンドは1991年から活動しており、一度は解散したようだが2008年に再結成、昨年はコンピレーションアルバムとEPの発表を行っている。

単調なドラムと邪悪なリフで攻めるプリミティブブラックの基本形。音質は当然の如く劣悪で、音飛びもお構い無し。ギターも極度にディストーションが掛けられチリチリ具合が堪らない。薄らと物悲しさを感じる部分も。個人的には冒頭の「Overture」やアウトロに当たる「Final」の静かな恐怖、不気味さが気に入っている。

ブラックメタルバンドが本当に危険視されていた90年代初頭の息吹を味わう事が出来る。

「Satanaelic Shameful Act」