4シーズン目のWEリーグも残す所あと2節になりました。
ここ試合開始の時点で首位の日テレから3位の浦和女子までが、勝ち点1差の三つ巴になっています。
今季はINAC無双でも浦女無双でもない大混戦です。今回はナクスタで大宮女子×日テレの試合を観て来ました。
大宮女子は来季から組織変更に伴う名称変更があるために、大宮アルディージャVENTUSとしてはこれが最後のホーム最終戦になります。
試合はどうしても地力に勝る日テレペースで進みますが、大宮女子もたまにカウンターを見せていつもよりかは一方的な展開にならず進んでいました。
すると井上が逆サイドにボールを出すと仲田がポムっと股抜きシュートを魅せますがゴール前で勢いが止まってしまい、そこに齊藤が走り込んで押し込み大宮が先制しました。
そのまま前半戦が終了して他会場の経過がオーロラビジョンに映し出されると、前半終了の時点でINAC3-0マイナビ・浦和女子0-2ノジマ…。浦女さんがリードされている事に会場がどよめきました。
おそらくナクスタ以外での会場では、ベレーザがリードされていることに驚いた事でしょう。
後半スタートから、大島さんを下げて箕輪さんを投入します。
えぇっ大島さんを下げちゃうのおぉぉぉ…と思いましたが、箕輪さんは同じポジション同士の交代ではなく、左SBに入り後半の大宮はまさかの5バックになりました。
この時間帯から逃げ切れるのかなぁ…とも思っていましたが、中盤の選手を入れ替えながら何とか凌ぎ切っていました。
しかし、途中交代で入った土方さんが1G1Aの大仕事をします。
73分にPKをゲットすると自身で蹴って同点に追い付き、74分には土方のアシストから同じく途中交代の氏原が決めて僅か2分で逆転します。
逆転後は大ベテランの宇津木が左SBに入ると右の山本柚月が右SBの位置まで下がって、今度はベレーザが5-4-1をやり出すレアな光景でした。
アディショナルタイムに三浦さんを入れてさらに守備固めをすると、そのまま2-1で日テレが逆転勝利で逃げ切りました。
その後他会場の試合結果がオーロラビジョンに映し出されると、INAC6-0マイナビ・浦和女子2-2ノジマ…。
INACが仙台に勝って浦和がノジマと引き分けたため、優勝争いは実質日テレといなっくの一騎打ちになりました。
最終節は首位の日テレがホームで千葉女子と、2位のINACがアウェイでノジマと対戦します。
首位と2位が勝ち点が同じで得失点差4です。
ジェフやノジマも最後の最後に意地を見せるかもしれないので、最終節は何かが起こりそうな気もします。
なおホーム最終戦のセレモニーでは、原博実社長が「苦しいシーズンでしたが来季からはRB大宮アルディージャWOMENに名称変更して戦う事になります。翼を授けてもらって大宮アルディージャは飛んでいきます。」と話していました。
レッドブルと翼を授けるをかけたハラヒロミ節!?も見られましたが、逆転負けに客席も選手達も悔しそうな重い雰囲気でした。
来季からのRB大宮アルディージャWOMENの飛躍を期待しております。