昨年圧倒的な強さでJ1昇格を果たして話題になった町田とホームでJ1初対戦になりました。
昔の町田でしたらアウェイが遠すぎて行かれないFC東京ファンに対して、ツイ○ターで「良かったらかつて在籍していた重松選手や森村選手を見に野津田まで来ませんか?」とか呟いて青赤党を釣っていた事も有りましたが、今の町田でしたらそんな事をしなくても自前で十分集客出来ます。
町田にはどこかで見たことの有ったような選手が昔から何人かいますが、今の町田には準弥とサンホがいます。サンホは右FWでスタメンで、準弥はベンチでした。
東京側は概ねいつもと同じですが、右のウイングには遠藤が入りました。
序盤は押し気味に試合を進めていましたが、セットプレーからナ・サンホに古巣恩返し弾を喰らい先制されます。
ボールがタッチラインを割ると、町田名物のロングスローも見られました。タオルで丁寧にサッカーボールを拭くと、長い軌道のボールが入ってきました。
球際の集中力やセットプレーへのこだわりが既存のJクラブとは一味違う黒田式でしたが、噂通りマリーシアによる手技!?もキツかったです。
町田CBのハンドからPKを得て、小柏のゴールで同点に追い付きました。
しかし準弥の代わりに右SBに入っていた望月ヘンリー海輝の鋭いクロスを、オ・セフンが長身を投げ出してダイビングヘッドで豪快に決めて前半を1-2で折り返します。
後半俵積田の折り返しを遠藤が合わせましたが、同点かと思った決定機はポストを叩いて惜しかったです。
前節の東京ダービーと同様終盤にジャジャや原川や長友を投入して、最後まで諦めない雰囲気は有りました。
17歳6か月の佐藤龍之介くんもJ1リーグ初出場を果たしました。トップ下のような位置で溌剌とプレーしていました。
ロスタイムになるとあの鈴木準弥選手が交代でピッチに入ろうとしていましたが、準弥がピッチに入る直前に試合終了のホイッスルが鳴りました。
試合が終わると、拍手とブーイングが入り交じったような微妙な雰囲気になりました。
しばらくすると、サンホと準弥が古巣へ挨拶にやってきました。
今までの町田の快進撃が決して黒田マジックではない事は、見ていてよく分かりました。
しかし攻めてはいたけど敗れて町田が再び首位に返り咲くという、疲れの溜まる惜敗でした。