キュンパスなる企画きっぷの存在をたまたま知り、最終日に乗ってきました。
JR東日本管内の鉄道が1日乗り放題で10000円ポッキリ。さらに新幹線&特急電車に2回乗って良い太っ腹な企画切符です。
2/14から3/14までの平日のみで2週間前までに買わなければいけないのがネックですが、新幹線や特急に乗って良いのでしたらそれだけで十分元が取れます。
東北新幹線はキュンパス需要でかなり混んでいましたので、裏ルートになる常磐線の特急列車(業界用語で仙台ひたち)に乗りました。
仙台ひたちの品川・東京駅での乗車率は大した事なかったですが、上野駅からはかなり乗ってきました。水戸・日立辺りへの出張需要でしょうか?何だかんだ言っても北の玄関口はいまだ健在でした。
車両内はチョイ悪オヤジが好みそうなシックな黒色のシートでした。首の所にクッションみたいなものが付いているので、座りやすかったです。電源も全席に付いていて、Wi-Fiまで使えます。東日本の在来線特急も随分とサービスが良くなったものです。
取手~藤代間で直流と交流が変わる区間(業界用語でデッドセクション)が有るそうなのですが、特急電車の中は電灯が消える事もなく至って正常な車内環境でした。
日立を過ぎると少し空席が目立つようになり、東側には太平洋が見えてきて眺望が良くなります。
常磐線は東日本大震災後2020年に全線復旧しましたが、震災の影響の一番大きかった地区では減速している感じでした。
品川から仙台までの約4時間半を完乗すると、各駅停車に乗りました。仙台地区によくありがちな車両がやって来ました。
仙台駅の列車の発車メロディはHOUND DOGのffでした。愛が全てです♪
今度は各駅停車に乗って南下して、常磐線の復旧が一番最後になった浪江~富岡間で途中下車しました。
震災遺構や伝承館を見て回りましたが、大通りの裏通りに立入禁止区間が残っていたり、震災の残した爪痕は未だに残っていました。
そして、最終のひたち号に乗って帰京しました。夜の仙台ひたちは朝の下り程は混みませんでしたが、酒気帯びの乗客が他線よりも多めなのは常磐線クオリティでした(笑)。
今までこの時期は殺人的に忙しかったので知る由もなかったですが、もし来年もキュンパスみたいな企画切符を販売するならば、違うルートで乗ってみたいです。