今回の主役はFC○京ではなくヴァンフォーレ甲府です。


天皇杯優勝によってACLへの出場権を得て戦い、ホームの小瀬では開催要件を満たせなかった為ずっと国立競技場でホームゲームを行っていました。
他県ですので当初は客の入りを心配されていましたが、Jリーグの他サポ連合軍が参戦することで話題になりました。
当初は1階のみの開放でしたが、最後の方は2階の一部も開放するようになりました。
Jサポ連合軍を生で見るのは初めてでしたが、ゴール裏のバクスタ寄りの端っこに集結していて、J1からJ3までサポさんが一通り来ていたと思います。


そんな中でも予選グループを突破したので、決勝トーナメントを1つでも多く勝ち進んで上に行って欲しいと思っていましたが、ベスト16の対戦相手はいきなり蔚山現代…と強敵を引いてしまいました。
1stレグはアウェイで0-3と敗戦した後、甲府のホームゲームを国立競技場で迎えました。

この日は雨でしたがグループリーグの時と同じくJサポ連合軍が参戦して、1階と2階の一部のみの開放ながらも結構な座席の埋まり方になっていました。
チームカラーが青と赤で、ピーターウタカがいて、アダイウトンがいて、監督は篠田さん。どこかで見た事が有ったような無かったような!?雰囲気も多少あります(笑)。
ウタちゃんはスタメンで、アダちゃんはベンチスタートでした。
甲府は大量得点で勝つしかないので、序盤から攻めまくりますがワンチャンスをモノにされ、江坂の絶妙な縦パスから蔚山のFW陣に抜け出されて前半から失点してしまいます。
トップ下かセカンドストライカーみたいなイメージの強い江坂選手ですが、この日は中盤のバランサーみたいな位置でプレーしていました。
あの江坂が蔚山にいること自体驚きでしたが、他にもキムミヌやファンソッコやキムヨングンがいたり監督が洪明甫氏だったりと、かつてJリーグで見た事のあったような選手が何名かいました。
攻めてはいても1点が遠い甲府は、後半アダイウトンを入れて三平を入れてもっと攻撃的にしてきますが、蔚山のGKが大当たりでなかなか点が入りません。
終盤セットプレーから甲府のお祭り漢三平のボンバーヘッドで同点に追い付きますが、得点後に失点してしまい1-2で試合は終了しました。
J2リーグからの天皇杯優勝とACL参戦で何かと話題になっていましたが、未曽有の大冒険は16強で終焉しました。

「負けは悔しいが開幕前にガチな公式戦を2戦消化している分、Jリーグではアドバンテージが有る」と、近くで見ていた甲府サポが喋っていました。
確かにそうかもしれません。週末にはJリーグが開幕しますので、J1昇格を目指して頑張って下さい。