先日、広島は瀬野にある新交通システム「スカイレール」に乗ってきました。
モノレールのようにも見えますしロープウェーのようにも見えますが、区分的にはどちらでもない良いトコ取りの!?新交通システムです。
JR西日本の瀬野駅と接続していて、瀬野は山陽一の大都市広島からも遠くなくJRは日中でも毎時4本は電車が来ますので、スカイレールタウンは広島のベッドタウンになっています。
それに伴いスカイレールも、日中でも毎時4本走っていました。

地上から結構高い位置を走っているので、車窓の景色は迫力が有ります。沿線は丘陵地を切り拓いた事もあり傾斜が有って、出発時にガクンと揺れると驚きます。
いやっ迫力がどうこうと言うよりも、これが地域住民の交通のアシになっています。
スカイレールタウンは新興住宅街ですので、近隣住民の迷惑にならないように写真や動画撮影への注意書きが至る所に貼られていました。
しかし乗降客がずっと伸び悩み、新交通システムでは設備の保守や更新にコストがかかり過ぎる事から、来年の4月で廃線になることが決まっています。
廃線の発表を受けてからは、来訪者が増えているそうです。

スカイレールタウンはいわゆるニュータウンですので、観光名所は特にありません。
その周辺はマンションよりも一軒家の方が多い印象で、閑静な住宅街にスカイレールのモーター音が轟いていました(笑)。
麓にはショージと言う広島地方のスーパーマーケットとファミリーマートが有りましたので、そこまで行けば生活に困ることはなさそうです。
なお廃線になった後の代替交通手段は、電気(EV)バスが交通のアシになるそうです。
龍の尻尾のように伸びるレールなどの遺構は、小牧桃花台にあるピーチライナー廃線跡のようなある意味伝説になるのかもしれません。