WEリーグのカップ戦は予選1位同士でいきなり決勝戦になるのが特殊なのですが、今年の決勝戦は広島女子✕新潟女子で、どちらが勝っても初優勝になるレアな対戦カードになりました。
女子W杯の直後に開幕して途中でアジア大会も有った関係で代表選手を送り出したクラブは代表選手抜きで予選リーグを戦う事になり、例年になく番狂わせが起こっていました。
新潟側の方がお客さんが来ていましたが広島側も予想以上に来ていて、いつもの女子の試合とは思えぬ盛り上がりになっていました。
こういう時には、ファミリーとして応援する男女併設のクラブは本当に強いです(笑)。
またピッチの外では、新マスコットがこの日に会わせて初お披露目になりました。名前はウィーナちゃんです。
浦和と大宮のテントが隣に並ぶような男子では有り得ない光景も有りました。
大宮女子のテントはスピードくじだけで選手はいませんでしたが、浦和女子のテントには福田選手と島田選手がいて美人過ぎました(笑)。
決勝戦を戦うクラブ以外も協力して、オールWEで盛り上げようとする雰囲気がとても良かったと思います。
去年は不自然なダイナミックプライジングでチケット代が高騰しましたが、今年は決勝戦の対戦カードが決まる前にチケットを買うと、早割で自由席が前売1000円と安かったです。
ゾーン自由席になった等々力のメインスタンド2階席は初上陸でしたが、傾斜がついて屋根も有り予想以上に見易かったです。
近賀対川澄の元なでしこ対決とメディアでは言われていましたが、近賀さんは右SBで川澄さんは右SHでしたので、マッチアップすることはあまり有りませんでした。
ただ近賀さんも川澄さんも大ベテランとしての立ち振る舞いが、試合中もピッチ外でも素晴らしかったと思います。
試合が始まると広島ペースで試合は進みますが、新潟も守備が集中してよく守り切っていました。
新潟は道上に合わせようとするが守備の好守に遭い、広島は高橋に合わせようとするが守備の好守に遭い…と、決勝戦らしい手堅い試合展開でした。
後半広島が上野&立花と攻撃的な選手を投入して勝負に出たので、これで決まるのかな?と思いましたが、終盤はむしろ新潟ペースで延長戦に突入します。
川澄の浮き球パスを道上がシュートしたこの日一番の決定機が有りましたがこれも広島GK木稲の好守で、延長戦終了まで0-0のままPK戦に突入です。
PK戦は広島側で行われました。PK戦の結果4-2で広島女子が初優勝でした。
メインスタンド中央にいたので、表彰式は良いアングルで見られました(笑)。
3年目を迎えるWEリーグは、11/11開幕になります。