天皇杯で東京ダービーが12年ぶりに復活しました。
平日にもかかわらず自由席の事前抽選では整理番号が3600番を超えるような反響ぶりで、急遽半休を取ることにしました。
集合時間に味スタ入りすると人人人…。スタジアムに入るまでに40分以上並び、スタ入りするとFC東京側の自由席は2階席まで開放されてしていました。
ゴール裏1階には全席に旗が置かれていて、客席の熱気は今季一番だったと思います。全てが平日開催離れしていました(笑)。

スタメンは前節と代えて来たのは木本と東だけで、それ以外は全員同じです。中3日のカップ戦とは思えぬガチぶりでした。代えたCBには木本がトップ下には塚川が入りました。
ピーターが負けられない重要な試合と認識しての事なのでしょうか。片やJFKこと城福監督が率いるヴェルディ側は、GK以外は完全なカップ戦仕様でした。
ただその中でも東京Vの左SBアルハンは非常にインパクトが強かったです。飛び過ぎるロングスローがクバ神の近くまで飛んで来て、ヘッドがゴールポストを叩いた時には冷や汗モノでした。

先制点は俵積田からディエゴ経由で塚川にボールがラブリーなムービング(死語)を見せると、豪快なミドルがGKの手を弾き前半のうちに先制しました。
後半も押し気味に試合を進めてチャンスは有りましたが、ボールを持ててもゴールには至りません。
追加点が取れないまま、セットプレーから失点して同点に追い付かれてしまいます。
1-1で90分を終えると、延長戦に突入しました。

ピーターの選手交代がJFKよりも遅めだったのは延長戦を見据えての事だったのでしょうか?終盤は寺山くんや熊田くんなど、フレッシュな戦力に賭ける事となります。
一進一退のオープンな展開になり延長戦をスコアレスで終えると、まさかのPK戦に突入します。
コイントスの前には東京V側はACLの時の浦○レッズばりに大旗を持った人がゴールネットの真後ろにゾロゾロと集結して、FC東京側はずっとチャントで鼓舞し続ける独特な光景でしたが、審判団がFC東京側に歩いてきた時には安心しました(笑)。

東京の先攻でPK戦が始まりますが、いつもPKを蹴っているディエゴは延長で下がってしまいピッチにいません。
一体誰が出て来るんだろう?と思っていると、一番手は松木くんさんでした。若手離れした貫禄と落ち着きぶりで見事に先陣を切りました。
しかしPK戦になると流石のクバ神でもどうしようもない仕方の無い事態が続き、小平側は全員決めるけど稲城側にも全員決められてしまいます。
ようやくヴェルディ9人目のキッカーの所でクバがセーブして、長いダービーに終止符を打ちました。

1-1(PK9-8)で、FC東京がベスト16に駒を進めました。
今大会は番狂わせが多いだけに一安心です。PKが終わってもシャーや東京音頭などの儀式は続き、スタジアムを出た頃には22時20分を過ぎていました(笑)。
次は8/2(水)に熊本と対戦します。たぶん鳥栖先輩が来るんだろうな、と大体の人が思っていたので意外でした。
FC東京にしては珍しくホームが2回続きましたが、次回はアウェイになります(これは何となく予想通りでした笑)。