ガラケーの携帯電話がついに壊れたと、日曜日の朝に母親から連絡が来ました。
それで駆け付けてみると、折り畳み式の携帯を垂直以上に開くと画面が消えてしまいます。
まぁ13年間も使っていたので、経年劣化の節も有るのですが…。
使っている機種はFOMAのらくらくホン(死語)です。
機械オンチですので、らくらくホン以外は無理だと思われます(笑)。
3GのFOMAは既に製造中止ですのでスマホのらくらくホンにするか?ガラケー状のスマホ(ガラホ)のらくらくホンにするか?選択肢は2つですが、ガラホの方で良いとそこは即決でした。

最近はドコモショップにいきなり行っても相手にしてもらえないので、予約の電話を入れてからドコモショップへ行きました。
私自身がスマホに変えた時にも思ったのですが最近のドコモは意外と商売っ気を出してくるので、難しい言葉を並べて変なオプションや付属部品を売り付けて来る事が一番心配でしたが、お年寄りが相手の場合には意外としつこい無理強いは少なめでしたので助かりました。

携帯の機種や料金プランが確定すると、宅建業者ばりの長~い重要事項説明に入ります。店員の説明が長い上に65歳以上が相手の場合には説明事項が増えるらしく、結局1時間位説明を聞く事になりました。
携帯の名義貸しなどは禁止です!等のコンプライアンス的なものが多く、説明の後理解出来たらOKのチェックボックスにレ点を付けるなど、このやり取りが無駄に長く感じました。

この時点でかなりくたびれましたが、その直後に場所を移して新しい携帯電話の引き渡しになりました。
スイッチを付けて、通話や送受信が出来る事を確認しました。
しかしその後のデータの引っ越しは自分でやって下さい!と言われて、店員は立ち去り違うお客さんの応対を始めてしまいました。

画面通り進めれば簡単だからと言われても、いざ機械のタッチパネルの前に立つと、ガラホは携帯扱いになるのか?スマホ扱いになるのか?暗証番号の開放はどうやるのか?疑問点が生じても聞くに聞けず、親は明らかに待ちくたびれている様子で変なプレッシャーがかかります。
誰でもいいので空いている店員さんを探すと苗字的におそらく中国人店員だと思うのですが、こんなもの分からないのか?とでも言いたいような雰囲気でカタコトの日本語で面倒臭そうに対応されそれを理解するのにも難儀して、結局データの移植に40分近くかかりました。

店を出た帰り道に、携帯電話を買い換えるだけで2時間もかかるのか…と、親子で絶句していました(笑)。
そして私一人なら10分ちょっとで行ける経路でも、お年寄りが一緒だと移動時間が倍はかかります。
老人に外国人に雁字搦めのルール…と今の日本社会を象徴しているようなやり辛さが満載で、帰宅後はクタクタになりました。
ただ新しい携帯電話をえらく気に入っていた様子でした。
新品で声も聞こえやすくて買い換えて良かった♪店員の説明が分からない時に隣にいてくれて助かった♪と母親が言っていた事で、その疲労感も多少は報われた気がします。