この日は実家の用事でスタジアムへは行かれなかったので、作業をしながらテレビ埼玉の中継を見ていました。
試合前には石川CCがテレ玉の浦和応援番組GGRに出演したり(逆にGGR司会の水内猛氏も小平グランドに来訪したらしい)、…こんなセッションは10年以上前でしたらまず考えられないです。

この日の東京は肌寒かったですが、埼玉はそれ以上に寒かったみたいです。
開幕戦を思い出すようなシュート本数の少ない前半戦でした。ただ浦和戦では速攻一本で沈む試合を何回も見て来ているので、むしろこういう展開の方が怖いです。
以前は東京が試合中に3バックにしてミラーゲームにて挑んだ事が有りましたが、この試合では浦和が東京に合わせて4バックにして来たので、重厚な中盤でダイレクトパスをポンポン回すサンフレッズ特有の攻撃も少なく、いつものような怖さは少なかったです。
でも浦和側は馴れない4バックも好感触だったと言っているようですので、今後浦和は4バックもオプションに入れて来る事でしょう。

後半途中の久保投入でシュートの少ないマッタリとした展開に火がつきました。
この日の久保くんさんはシャドウの位置でプレーしていました。
中盤低い位置でボールを奪取すると、健太東京の代名詞ファストブレイクが上手く嵌りました。
久保→ディエゴ→久保→東と速攻の展開から、最後はディエゴが頭でディエゴール。
ディエゴは埼スタで2年連続ゴールです。
建英からは試合前に「浦和戦は相性が悪いと言われているが、僕自身は負けていないので負ける気がしない」と頼もしい発言が有りました。
案の定一部の浦サポさんが「このガキに(レッズに勝てない)歴史を教えてやれ…」とカチンと来ていたようですが、見事に結果を出してくれました。
建英は巧みな足技だけでなく、視野も広いし末恐ろしい天才です。
久保の代わりにスタートから右サイドハーフに入った大森も、出たくてウズウズしていた分良い仕事をしていたと思います。

試合が動くと山中&杉本投入で、終盤浦和は一気に前がかりになります。嫌な予感はするも守備陣が凌ぎ切ってロスタイムは4分。
このまま16年ぶりの勝利かなぁと思っていたら…。
左SBとは思えない高い位置でプレーしていた山中のパスに、こっちも右SBとは思えないような高い位置でプレーしていた右SBの森脇が合わせてまさかの失点。
森脇はヤル気マンマンで2点目取に行こうぜ!!みたいな表情でしたので、連続失点が怖い落ち着け落ち着け…と思っていたら直後に試合終了の笛。
「(FC東京は)またもや勝てませんでした」とテレビ解説者の声。
試合終了12秒前の出来事でしたので悔しさが残ります。
しかし浦和戦特有の苦手意識はだいぶ薄らいできたのかなぁ?
「こういう試合で勝ち切れないようではシャーレは遠い」と志の高い有識者は言いますが、個人的には苦手チームの大鬼門なアウェイゲームで勝ち点1を取ってよく戦ってくれたと思います。
来年あたりには勝てるんじゃないか!?とも思えてきました。
首位からは陥落しましたが、まだまだ2位東京です。