引退試合の後は取材や表敬訪問などで多忙な日々を送っていた石川直宏選手ですが、引退試合の翌週にサイン会の機会を設けてくれました。
運良く70(ナオ)人の中に入る事が出来て、最後の触れ合いを楽しんできました。
そして昨年末にはMXTVで石川ナオの特番が組まれました。
引退試合を振り返り今の心境をインタービューして、ナオにまつわる周囲の人達からのメッセージで締める、沢山の「愛」が詰まった番組内容でした
。
昨年限りで番組終了になった東京魂の皆様も、6年間ありがとうございましたm(_ _)m
思えば2002年に初めて石川ナオを見たときに、今みたいに東京の象徴的人物になるとは正直思いませんでした。
あまり東京っぽくないし、どちらかと言えばマリノスから金の卵をお借りているような印象でした。出場機会で磨かれたらたぶん帰るんじゃないの
と当時は思ってました。
そのプレースタイルが当時の原監督の好みに合って出場機会を増やし知名度や評価が上がると、来年も残って欲しい東京と帰って来て欲しい横浜の間で獲り合いになりました。
東京サポ有志一同で石川直宏残留希望の署名を集めて小平で直接手渡ししたり、同時期に期限付でやって来たマブダチの茂庭が完全移籍を決めた事もあって、期限付移籍の延長という形で東京に残りました。
逆に上手いけどハラヒロミの構想とは合わなかった佐藤由紀彦選手が横浜に期限付移籍して、2003年の夏に実質トレードみたいな形で完全移籍になりました。
有名なチャント「俺達のユキヒコ
」が「君達のユキヒコ
」になり「俺達のナオヒロ
」になり…今思い返しても微妙な心境の1年でした。
やがて東京のプリンスは佐藤から石川に世代交代して、それからのシーズンは東京の主力選手であり人気選手であり続けました。
15ゴールを決めた2009年の神覚醒シーズンは、見ていて気持ちの良いシーズンでした
…あの大怪我があるまでは
。
降格した2010年には自身のブログにクラブへの想いと決意を綴り東京に残ってくれました。その辺りで30代を迎え、それ以降は象徴選手としての面も持ち合わせる様になりました。
ポポ・マッシモと監督が代わる度、定位置の右サイドハーフには新進気鋭の若手選手が入るようになり出場機会が減っていきましたが、2015年に予期せぬ形でカムバックしました。
武藤は別格だとしてもエドゥが抜けて平山は戦線離脱で前田はまだ加入したばかりとアタッカーがコマ不足の当時の東京で、久し振りに出場機会が巡って来ました。
勝負の勘所で鋭く動くベテランらしい動きでナオ自身にもゴールが生まれました。
が2015年夏のドイツ遠征で怪我をしてしまい、それから長期間表舞台から姿を消すことになります。
2016年はJ3リーグで少しだけ出場機会が有りましたが、長いリハビリ期間を経て2017年の最終節で「出し尽くして」くれました。
ツイッターの世界では石川ナオのツイートが凄い
と的を射た深いツイートが時として話題になりますが、140文字よりもピッチが一番似合う漢です
。
以上略歴と沿革と私見です。長文失礼いたしました(笑)。
高速ドリブルでサイドを疾走して、高速フェイントで中に切れ込み、迷いなくゴールへ振り抜く。ツボに嵌まった時のプレーは、ある意味神々しかったです
。
そして楽しそうにプレーするところが、何よりも良いです
。やってる人が楽しくなければ見ている人に楽しさは伝わりません。
そして年が明けて、石川直宏氏がクラブコミュニケーターに就任したことが公式発表されました。
http://www.fctokyo.co.jp/?p=277783
役職名は「石川CC」との事で、何だかゴルフ場みたいです
。
クラブ内同士やクラブ内外を繋ぎ一体感を醸成していく事を願い、このポストを創設したそうです。
直宏神は引退後もFC東京のために力を貸してくれます
。
今シーズンの開幕戦は2/24で対戦相手はあの浦和レッズに決まりました
。
ゲストの皆様、FC東京、そして私にとって良い一年でありますように。
今シーズンも宜しくお願い致しますm(_ _)m
