国内サッカー界に強烈な御意見番が降臨しました。
その名も小柳ルミ子。芸能界の重鎮でありながら、年間観戦試合数はのべ2000試合にもなるそうです。
先日は味の素スタジアムに足を運んで「誰か縦パス入れねぇのかズバッと!!」とFC東京を鋭く斬っていました。
今回の浦和×ドルトムントの親善試合にて地上波で初登場を果たしました。
副音声での小柳ルミ子さんの発言が深すぎて、カルチャーショックを受けました。
試合は序盤からドルトムントが怒涛のパス本数で主導権を掴みますが、セットプレーから浦和が先制して前半を折り返します。
小柳ルミ子さんが喋るとただ者ではないオーラは、前半から出ていました。
最初はドルトムントのユニに身を固めて、興梠のゴールの時にはオバメヤンを見ていたなんて言ってたので最初は明石家さ●まさんと同じ海外厨なのかなぁと思ったら、●んまさんと一緒にされては困るとズバリ一言。
その後は国内サッカーにも言及し始めて、海外の世界最高峰だけでなく国内サッカーにも造詣が深いのでビックリしました。
サッカーとご自身の宝塚や芸能界での経験をリンクさせて、サッカーは人間教育に大いにプラスになるとの独自理論も展開されていました。
ご本人もサッカーを見るようになってから、サッカーを通じて社会を人生を人間関係をいっぱい勉強させてもらったそうです。
実際バルサの下部組織では、技術だけでなく人間教育も同時に行っているとか、よく知っております。
ライセンスを取得して育成年代を任せたら、ルミ子ジャパン(笑)は意外と結果を出すかもしれません。
「サッカーの試合を見て泣かないようではまだまだダメ」との深いお言葉もありました。
私は今までスタジアムで一体何を見ていたんだろう?と反省させられる思いにもなりました。
ルミ子さんがサカ好きになるきっかけは13年前にメッシを見てからだそうで、ルミ子さんにとってメッシは神様だそうです。
「もしメッシとデート出来たらどうします?」と質問されると、好きな人が目の前に来て喋れないかも…と、まさかの乙女の反応でした(笑)。
ハーフタイム中に香川がスタジオに駆け付けると、世界の香川にまさかのダメ出し。
「あなたは人が良すぎる」「もっとしたたかにもっと毒が有っても良い位」「PA内でパスしてるようではダメ。自分で行かないと…」確かに香川は日本代表でも、意外にそう言う所が有るかもしれません。
時間切れになってもまだ香川と喋ろうとするルミ子さんの姿からは、芸能界の大物臭が漂っていました(笑)。
後半浦和が選手交替で阿部から槙野にキャプテンマークが渡されると「槙野で大丈夫?プレーが軽い所が有る」と小柳ルミ子が話します。
流石にそれは槙野を見くびり過ぎだろう…と他サポながらに思いましたが、モルが個人技で槙野を振り切り即座に2ゴールで逆転。
モルがプレミアム「モル」人になりました。
ルミ子御姉様の方が当たっていました。自分で自分が恥ずかしくなりました。
その後セットプレーから浦和が追い付くと、遠藤航のヘディングゴールよりもドルトムントの守備の甘さを指摘していました。
ファーサイドに人が居ないのはドルトムントにしては拙いと指摘していましたが、これは私も思いました。
終盤このまま2-2で終わるのかなぁと思うと、「このまま終わらない気がする…」と小柳ルミ子が話しました。
すると遠藤航のクリアが中途半端になったボールを拾われ、シュルレが角度の無い位置から振り抜いて決勝点を上げました。
預言者ルミ子降臨の瞬間でした(笑)。
そして「彼はあの角度が得意だから決めると思った。レアル戦であの位置からニアにゴールを突き刺したのを見たことがある。」と一言。
伊達にドルトムントを全試合見ていません。
これでルミ姐(笑)がフットボール酔狂者であることが、全国に「バレました」。
きっとこれからは、サッカー好き芸能人としてメディアへの露出頻度が格段に増えていくことでしょう。
選手よりも試合よりも小柳ルミ子さんの解説が印象深かったと言う、非常に珍しい体験をいたしました。