映画マニアの為の映画は苦手。純粋に映画として見ると、随所に映像的な気配りがあるけれど盛り上がりに欠け、長さもあって、実際かなり退屈。ここで、ってとこでサラッと流される事の連続じゃ、いささかね…。
ジョニー・デップも顔芸止まりで「女装趣味の最低監督」という素材を満足に演じてるとも思えない、楽しめるのはルゴシの演技くらい、そんな映画。オープニングは面白かったが…期待が(かなり)大きかっただけに残念。
伝記映画は、対象となる事実以上に、もっと深い部分まで観客に血を流させるくらい切り込めるかどうかが勝負なのに、おちょくられて開き直られ終わりってのもな…。地味なコンセプトをエンターテイメントにするにはやっぱり「アビエイター」ぐらい金欠けなきゃならんのだろうか。
映画マニアが小指で鼻くそホジルくらい安っぽく、しかし実在する昼メロ並の情念ドロドロをもう少し盛り込んでも良いんじゃないか。っていうかティム・バートンに期待する方が無理だが。このまま続けてもこのままなので、ここで終わり。在り来たりだが「ファーゴ」とか「マルコムX」とかのがまだ好きです。