更新です。
2023年11月に徳島の札所を巡った時の様子を綴っています。
2日目の夜。
あちきには初めての体験を安楽寺で迎えることに。
それが、宿坊体験である。
いつか、宿坊に泊って、お寺での一夜を過ごす、という経験をしてみたい、とは
ずっと思っていた。
それが、今回安楽寺で実現となった。
なので、実はマイカーは境内に入り、宿坊の真ん前に停めて
境内をウロチョロしていた。
こちらの動画も参照されたし↓
堂内での撮影禁止だったので、
添付しておきます。
で。
参拝を終え、17時前にチェックイン。
そして支払い。
夕食朝食付き、8,300円(税込)。クレカ使えます。
で、ここからが誤算。
徳島県は旅行支援割を実施しており、
それにより、あちきも5,000円分のクーポンを戴いてしまった。
事前に分かっていれば、夕食を戴くのに利用しようとか、
いろんな事前予習ができるのではあるが、
まさに天からの戴きものであるので、
どこでどのように利用しようか、その使い道に悩むのであった。
通されたのは、講堂(本堂に近い建物)の2F。
この夜、講堂に宿泊しているのはあちきと、
素泊まりの1人のみ。
で、別棟の新館。
ここに、この夜は団体さんがいらっしゃり、
それも、イタリア人ばっかり。約20名。という状況だった。
2Fだが、503号室に通された。
お茶うけは「さかまつせんべい」。
お寺の略縁起も。
こんな宣伝も。
宿坊なので、避難経路の説明も。
で、これが布団、というかベッドなんですが。
よく見ると、畳の上に敷かれている。
一応ユニットバスも付いているが、
あちきは使わず、1Fの大浴場へ移動。
いざ。
狙い通り。独占状態。
まぁ、食事前に入浴する人って、
世の中あまりいないのかもしれないな。
一番風呂いやっほーい。
ボディソープ、リンスインシャンプー完備いやっほーい。
でも、夕食は18時から。
それを考えると、湯船に長く浸かるわけにもいかなかった。
時間に縛られるのは、
この現代社会の哀しい性なのだろうか。
一旦部屋に戻る。
18時に館内放送が流れ、食堂に集合する。
あちき以外は、見渡す限りイタリアの皆様。
1人、徳島のゲストハウスのTシャツを着た男性が通訳担当みたい。
食事を前にワイワイするのは万国共通なんだな。
で、夕食。
食前のおつとめがあり、
これをお唱え。
普段は気に掛けることないけど、そうなんだよな。
ごはん、おかわり自由。
そばの実の入った汁物。
事前情報から、冷めているものとして覚悟していたが、
あったかいものが饗されていた。
天ぷら。これはさすがに冷めていたが、
冷めても美味しい。
野菜も、辛子酢味噌で食べるのが宿坊っぽい。
高野豆腐の煮込み。
大根の酢の物。
という至って日本の精進料理。
イタリア人の皆様は、ワイワイ言いながら、
瓶ビールを陽気に空け、箸と格闘していた。
完食。ごちそうさまでした。
部屋に帰る。
でもこの後、本堂でのおつとめは19時から。
あ、多宝塔はライトアップするんだな。
宿泊しないと見られない光景ではある。
で、この後、宿坊ロビー前に集合後、
廻廊を通り、大師堂、本堂へ移動。
本堂の薬師如来の前の椅子に座る。
ここで、お寺の方から、ご本尊、お寺についての
さわり程度のご説明を受ける。
その後で、別室で集合し、お参りのレクチャーを受けていた
団体さんが合流。
19時過ぎからおつとめが始まりました。
(何をやるのか、は上掲の動画にて)
20時前、おつとめ終了。
本堂・大師堂で普段読経している時に対峙する
ご本尊、弘法大師、お寺の風景、延いては仏教そのもの、に対し
違うアプローチの方法を体験できたのかな、
貴重な経験をさせて戴きました、
というのが率直な感想。
それにしても、普段キリスト教(だと思う)に接している
イタリアの皆様は、
「先祖供養」とか、「心願成就」とかいう概念、
理解してもらえたのかなぁ、というのも感じた。
この記事、次回その2を書いてみます。
つづく。