雲辺寺から大興寺まで歩いてみよう。その1。 | master082オフィシャルブログ"From Sky Across Me"

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更新です。

 

徳島県三好市の雲辺寺から

香川県三豊市山本町の大興寺まで歩きます。

 

BGM入れます:

 

 

MISIA「果てなく続くストーリー」。

今回大興寺までを歩きながら、この曲が想起しました。

 

8:56。

 

 

大興寺まで9.1km。

 

 

この辺の道は、歩きでしか体験できない道、でもあり。

 

 

でも、当の本人は、歩くときはそんな意識はとうに飛んでしまってる訳で。

 

 

あ。今回は「四国のみち」だから、あと何km歩けばよいかが分かるので、

結構ありがたいかも。

 

 

あれ? ちょっと登ってないか?

 

 

実は境内裏の展望台よりも高い場所に向かってたりして。

 

 

いやぁ。まさかねぇ。

 

 

鉄塔の横を通過。

 

 

あれ? 前方に。

 

 

あ。へんろ道はこっちかい?

 

 

どうもそうみたい。

 

 

あ。他のお寺の境内ではよく見かける彼ら、

ここではへんろ道の誘導ですかい。

 

 

よーく見ると、

 

 

ん?? 何丁だろう??

 

 

まぁ、進むか。歩けばいつか着く。

 

 

車止めを越える。

 

 

この辺りはまだなだらかな道。

 

 

 

 

お。じわりじわりと傾斜が出だしたぞぉ。

 

 

ちょっとずつではあるが、下ってる。

 

 

この辺りなんかよーくわかるかも。

 

 

あ。ここでへんろ道分かれ。

左の道を進むと、ロープウェイ沿いに下り、萩原寺の方へ進む。

あちきは大興寺へ向かうので、まっすぐ。

 

 

という分かれ道。

 

 

小松尾寺道、である。

 

逆に、雲辺寺道、って言わないんだよな。

でもどっかの道はそう呼ばれてそうだけどな。

 

 

山道らしくない道。

 

 

と思ってたら、急に牙をむく。

 

 

下るったらないなぁ。

 

 

まだ8.4kmある。

 

 

あまり広くない山道に、無理やりベンチをこしらえてくれているので、

休憩しようものなら、他の登山者に気を遣ってしまってる。

 

 

晴れ間も。

 

 

えーっと。もう想像がついてるとは思います。

 

 

が、敢えて書きます。

 

 

この雲辺寺から大興寺までの道。

 

 

風景にほとんど変化がありません。

 

 

さっきから同じ写真ばっかだな、と思ってませんか?

 

 

そんなことはありません。

 

 

歩きながら、1枚1枚バシャバシャと撮っております。

 

 

そのくらい、単調な道ではあります。

 

 

でも、ふと考えた。

 

 

こんな道を歩くからこそ、

 

 

何も考えずに歩く、ということにも、

 

 

実は意味があるんじゃあないかな。なんて。

 

 

あ。ベンチ。

まだ休むのは早いかな??

 

 

こっちの丁石は途中で割れてら。

 

 

あ、そうそう。

何も考えずに歩く。

 

 

でも、こう見えてても実は何か考えてて。

 

 

それが、例えば佐野の民宿岡田さんのおやっさんだったり、

 

 

おやっさんの見た、1945年8月6日のヒロシマって、どうだったんだろう。

とか。

 

 

ベンチがまたあったけど、道を挟むようにして向かい合わせにしてるのは

何か意味があるんだろうか、とか。

 

 

大興寺までまだ7km以上あるよぉ、とか。

 

 

毎回思うが、この丁石をここまでもって運んだ人はすごいよな、とか。

 

 

うわ、また急な坂道だぞ、

 

 

この辺りから坂道下りを歩いてると、

膝に激痛が走りだす。

 

 

 

ベンチと講義ボード発見。

 

 

丁石の前にある講義ボード。それは。

 

 

へんろみち、について。

 

 

でも、この講義ボード、いったい何枚あるんだろう?

数えたことねぇな。

 

 

十三丁。

雲辺寺から十三丁、って意味だろうな。

 

 

登坂を数歩歩いて登って、

立ち止まり、ぜえぜえ30秒ほど息をして

また登る。これがあちきの登坂での行動の特徴。

 

 

 

下り坂では、足を突っ込むようにして前方に出し、

いわば膝に体重をかけるようにして前に進もうとする。

たまに金剛杖でストップをかける。

 

 

膝には厳しい歩き方、確かにやっているかもしんない。

 

 

まぁ、これまでの下り道ではどこでも延々やってますから、

 

 

慣れた、と言えば慣れました。

 

 

あと、敵は流れ出る汗、だな。

 

 

大興寺まで7kmを切った。

やる気はあまり変わんないが、12:00までには

大興寺に着いておかないと。

 

 

出た。

次の講義ボードは「野鳥を観察しよう」

 

そんな余裕ありませんって。

 

 

スルーしちゃいました。

 

 

だって、この坂道と果てしない戦いをしてるんで。

 

 

タバコのポイ捨て。

あちきは元から吸いません。

でも線香用のライターは持ってます。あ。マッチも。

 

 

雲辺寺から3km。

逆にこの道登るか? と問われると、たぶん「いやだ」というと思う。

 

 

いや。本当は坂道はどれも嫌。

 

 

なんだけど、自分の歩いた道はなんだか愛着を持つだけ。

 

 

次の講義ボードは、また「へんろみち」。

 

 

下界は…見えない。

 

 

そういや、雲辺寺ロープウェイに初めて乗った時、車窓の景色が

とってもキレイだったのを思い出した。

 

 

またここでベンチ登場。

 

 

ヤマザクラの話。

 

……6月にやめようや、桜の話は。

 

 

あーいかん。ものにまで当たり散らしてる。

 

 

あ。また講義ボード発見。

 

 

ここ、一升水、という場所。

 

 

 

鰻渕(うなぎぶち・おうなぎさん)の伝説のお話。

 

 

まさに学校の教室のようなベンチの配置。

 

 

休憩することなく、また歩きます。

 

 

いつもの風景に。

 

 

うーん。変わり映え、ゼロ。

 

 

でも下り道。

 

 

どんどんその度合いはきつくなってきており。

 

 

大興寺まで5.7km。

 

 

まだ果てしなく続いてる。

 

 

倒れそうになっても、しっかりと建っている。

 

 

でも、大勢は変わり映えのない風景。

 

 

坂道のまち、観音寺市。

 

 

・・・尾道みたいな人気は出ないだろうな。

 

 

観音寺市は自然と坂道だもん。

尾道は建造物と石畳みと坂道だもん。

 

 

あじさい。

 

 

山頂ではまだ早かったあじさいが、ふもとでは結構美しく咲いている。

 

 

こういう小松尾寺道の終わり、って、これはこれで絵になるな。

 

 

ん? 本当にこれで小松尾寺道終わりなのかな??

 

 

あ。ここでまた坂が急になった。

 

 

小松尾寺道、お別れ、なるか??

 

 

また、あじさい。

 

 

大興寺まであと5.4km。

 

 

この辺りから、丸太を横に這わせたタイプの階段付きの

坂道が。それも傾斜がそこそこハードな奴。

 

 

下る。

 

 

下る。

 

 

その先も下れってか。

 

 

下るわぁ、これ。

 

 

まだその先を下る。

 

 

まだ下る。

 

 

下ってるもんなぁ。

 

 

容赦ないな、この階段。

 

 

あ。あの先は、ひょっとして。

 

 

たぶんあそこで小松尾寺道が終了のはず。

 

 

あ、どうもそうみたい。

 

 

振り返ると、こんな階段。

坂道の急峻さが分かってもらえるはず。

 

 

10:30。車道が見えた。

 

続く。