去年から正式に導入された15歳以下のマンツーマンルール。
去年のうちはそれに僕らが上手く対応できず、市大会では子供たちに悔しい思いをさせてしまった。
そんな悔しい思いを僕もコーチも子供たちも忘れてはいない。
今年も同じく小さいチーム、ディフェンスを破られれば終わりだ。
でも決して逃げるわけにはいかない!小さいからこそ全力でプレッシャーを掛けなければならない。
試合開始からすごい勢いで喰らいつく1Qのメンバー。
そのディフェンスからペースを掴み、オフェンスのリズムも良くなる。
予想以上の出来で14-3で終了。
2Qが始まった。
このQは本当に心配だった。
なぜなら5人の平均身長は137cmなのだ。(汗)
2Qは1Qと全く違うディフェンスで臨んだ。
この二週間、僕はずっと2Qを見ていた。
ここが勝負の分かれ目だと思っていたからだ。
だが、その心配をよそに伸び伸びとプレイする選手たち。
1Qがつくってくれた空気(流れ)のお陰だろう。
ほぼイーブンで終了、22-12で10点のリードだ。
おわかりだろうか?
僕とコーチが子供たちに伝えていた「イメージ」、その通りの展開になったのだ。
正直、かなり無理なバーを言ったつもりだった。
練習のすべての成果が出せない限り、至らないラインだと思っていた。
「言っていた通りにできたな!さぁ、3Qが最も大切だぞ。気持ちで行って来い!」
「はい!」と答える子供たちの表情を見て、「行けるかもしれない」と思った。
3Qはさすがに強い。
ジリジリと追い付かれるが何とか粘り27-20、7点リードで最終4Qをむかえる。
4Qも一進一退、取られれば取り返すという状況で残り1分を切って5点差。
その痺れる1分を何とか凌ぎ切り、39-36で勝利した。
県大会前なので詳細は書けないが、うちにとっては今季最高のゲームだった。
でも、伝えたいのは内容の善し悪しではない。
絶対に勝つんだという強い思いと、勝つために考え抜いたイメージは実現するということ。
中途半端な思いではミラクルは起きない。
この試合は僕とコーチが描いたイメージとやり続けた練習、そして掛け続けた言葉が子供たちに深く入り、子供たちがそれを信じて全力で戦った結果だ。
きっとどれが欠けても成しえなかったことだと思う。
さぁ、いよいよ決勝戦。
3年ぶりの福岡市一位奪回まで、あとひとつ。
つづく