メンタルの法則 | kantoku's ブログ

kantoku's ブログ

バスケと子供たちを愛する人たちへ

いよいよ全国に繋がる秋の本戦が始まった。

 

以前も話したが、福岡県はとてもチーム数が多い。
区、市、県、すべての大会で優勝し、全国の切符を掴むためにはそれぞれの大会で4連勝、つまり12連勝しなければならないのだ。

 

実際は全勝じゃなくても、2位、3位での市大会、県大会出場はあり得るが、僕はそれでは納得しない。

だってうちより強いチームがあるなら、そこが全国に行くべきだと思うから。

全国に行くなら、誰もが認める福岡県最強のチームとして行きたいのだ。

少なくとも過去3回はそうやって切符を掴んだ。

今年も「全国」を目標に掲げた以上、すべて勝つつもりでうちは挑む。

 

今年の15期生も春から様々な大会で経験を積ませてもらいここに至った。

数多くの優勝も負けも経験したが、それはあくまでも前哨戦。

ここからが本番だ。

 

そして、ここからが本当のメンタルの勝負になる。

 

手前味噌だが、うちは創部以来、箸にも棒にも掛からないほど弱かった代はない。

もちろん県大会を逃した年はあるが、どの代も「全国を目指して頑張った」と口にしても恥ずかしくない一年を過ごしてきたと思っている。

 

子供たちはそうやって必死に戦う先輩たちの背中を見て、その思いを受け継ぎ頑張って来た。

だからこそ、負けられない思いが強いし、特にこの秋の本戦は人一倍プレッシャーを背負う。

 

その「負けられないプレッシャー」から逃れることはできない。
それを乗り越えるしか納得できる結果には至らないのだ。

 

以前僕はこのブログでこんな法則を書いた。

{能力(センスを含む)+技術力+経験}×精神力

https://ameblo.jp/master-ss/entry-11073911042.html

 

精神力だけは掛け算。

どんなにいろんなものを積み上げて来ても、メンタルが0になったらすべてが0になる。

圧し掛かるプレッシャー(怖れ)に負け、弱気になったら力を出せずに終ってしまう。

 

今までそんな経験を何度もしてきた。

決戦に向かう気持ちづくりの難しさはよくわかっている。

一言で解決できるほど簡単ではないことも。

 

ただこれだけは言える。

子供たちはプロじゃない。

勝ったからといって特別な報酬がある訳でも、負けたからといってペナルティがある訳でもない。

 

あるのは「特別な舞台に立てる」という感動だけだ。

ではなぜ感動するのか?


それは毎日毎日目標に向かってきつい練習を頑張って来たこと、様々な大会や練成会でひとつひとつの試合、ひとつひとつのプレイに全力で挑んで泣いたり笑ったりして来たこと、その大きさと感動が比例すると僕は思う。

 

だからコートの中では決して手を抜かない。
練習、試合、どんな場面だろうが、本気で向き合う。

 

その積み重ねしか、本当の感動はつくれない。

そして、圧し掛かるプレッシャーも乗り越えられない。

うちが一番真剣に頑張って来た!とチーム全員が信じられない限り「全国」には届かないのだ。

 

まずは4つの試合を乗り越えた。
残りはあと8つ。

 

やるべきは、そのために日々の「本気」を積み上げること。

それだけ。

 

WILL TO WIN !!!