そう言えば、先日の県大会の表彰式が終わった直後に、シューティングスターズ「親父の会」の皆さんが僕に駆け寄り、ナ、ナント胴上げをしてくれたのです。
初めての経験で驚いたのと恥ずかしいので「いや、いや、いや」と言っているうちに「ワーッショイ!」と上げられてしまいました。僕の後はコーチまで。(^o^;)
今年は特に、お父さんたちの参加が多く、壮行会や祝勝会の進行もやってくれて、いつも盛り上げてくれています。もちろんこのブログも毎日見てくれていて、試合の行き帰りの車の中でも目的・理念について語り合ったりしているのです。
普段から、組織・集団の中で仕事をされているお父さんたちが、目的・理念の大切さを最も理解してくれるのは必然で、それこそ最強のサポーターです。
お父さんの叱咤激励は息子たちにとってすごいパワーになるのです。
「目的・理念」で結束した、子供たち、保護者、指導者が三位一体で勝ち取った全国の切符。
これはまさにチーム力の勝利なのです。
目的・理念がチーム全員の価値観と方向性をひとつにすることは、過去2回のお話で、ご理解頂けたと思います。
次に必要なのは「目標・信念」です。
「目標」とは何なのか。
「目標」とは目的に向かって一歩一歩進んでいくうえで越えなければならないバーというか壁のようなものです。
もちろんそれは、目的という正しい方向性の上に存在しなければなりません。
人は明確なゴールがなければスタートも前進もできないし、何から始めればいいのかすらわかりません。
つまり、「目標」を持たない人間は何もできないのです。
街を徘徊し、仕事も持たずぶらぶらと遊び呆けている若者がいるとします。
彼らはただ「目標」を持てないだけなのです。
だから、目標がどんなもので、どっちに向かって設定すればいいのかをちゃんと教えてあげればいいだけです。
・ 人は何のために、どんな使命をもって生まれてきたのか。
・ 君も世の中に必要とされている大切な1人の人間であること。
・ 社会に貢献し、人の役に立てば必ず幸せになれること。
・ そのために今、自分に何ができるのかを真剣に考えること。
・ 明確な「目標」を見つけ、1日も早く日々努力を始めること。
・ 目標は高ければ高いほど人を強くし、次への大きなステップとなること。
僕は、高い目標設定をして、それに本気で挑むことの大切さを知っている。
だから、行動は常に「0」か「100」、やるからには全力でやる。
中途半端な目標は持たない。だからうちの目標は常に「全国制覇」なのだ。
信念を持ってその目標に挑む。
その「目標」を本気で目指す中で、人として経験し学ぶことのすべてが、いつか社会に出て、戦いの中で人類を発展させることに繋がっていることを我々は子供たちに伝えなければならない。
それが我々大人(指導者)の役目なのだ。