正直「コラボ」という言葉は嫌いです!
2024年は「セルフイメージの限りないスケールアップに挑戦する!」
業務提携契約ガイドランナー 遠藤です。
遠藤が毎回使う、
「業務提携」
に似た言葉で、
「コラボ」
という言葉があります。
実は遠藤はこの「コラボ」と言う言葉が嫌いです!!!
なぜならこの言葉のもつ響きが、
世の中の契約の本質をわかっていない
経営者/現場担当者を誤解させるからです
例えばですよ。
「遠藤先生、今度A社とコラボしてレベニューシェアしたいので
その契約書を作ってくれませんか?」
なんてご依頼をしょっちゅう見込客からいただきますが
そのたびに、
「ハ~、まただよ・・・・」
と思ってしまいます。
その理由はこうです。
例えば
あなたがA社とコラボして
そこで上がった売り上げをシェアするという取引を
契約スキームで整理すると以下のようになります。
↓ ↓ ↓ ↓
****************************************************
あなたまたはA社のいずれかが
顧客と何かの契約する。
↓ ↓ ↓ ↓
顧客と契約をした側の当事者が相手方に
顧客から依頼されたサービスの一部を外注する
↓ ↓ ↓ ↓
顧客からサービスの代金が顧客と契約をした側の当事者
に振り込まれる
↓ ↓ ↓ ↓
顧客と契約をした側の当事者が、
顧客から振り込まれたサービスの代金の●●%を
外注した相手方に支払う
****************************************************
となります。
もう少しわかりやすく言うと、
例えば上記の契約スキームにおいて
もしあなたが「顧客と契約した当事者」なので
あれば、各契約当事者の立ち位置は以下のような
「階層構造」に必ずなるのです。
↓ ↓ ↓ ↓
**********************************************************
顧客
↓ ↓ ↓ (サービスを依頼して対価を支払う)
あなた
↓ ↓ ↓ (サービスの一部をA社に外注して対価を支払う)
A社
**********************************************************
つまりですよ。
あなたは元請けでA社は下請けなので
そこには「上下関係」が必ず存在するのです。
そしてこの「上下関係」を明確にすることで
各当事者の責任/権利が明確になり、初めて
ビジネスが動き出すのです。
ところが、
「コラボ」
なんて言葉を平気で使う経営者/現場担当者には
あたかも「両者平等のチームメンバー」みたいな
感覚があります。
こんな感覚のままでは、
各当事者の責任/権利が不明確で、
ビジネスはいつまで経っても動き出すことは
ありません。仮に動き出したとしては立ちどころに
混乱に陥りSTOPするのでしょう。
この人達は問題が起きたときの
顧客に対する責任はどちらが負うのか?などの
権利/義務の意識は全くありませんし、
とにかく「コラボ」「コラボ」と連発して上記の
「階層構造」を理解しないので、
毎回毎回、遠藤は、
「ハ~まただよ・・・・」
と疲れてしまいます。
ちなみに、
「コラボ」「コラボ」と連発する人達のイメージに
近い数少ない契約は、
・何かを共同で開発する、共同開発契約
・両者平等の割合で出資する合弁契約
ぐらいなものです。
しかしながら、
「コラボ」してサービスを提供する「顧客」が
存在する全てのケースにおいては必ず、
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あなたとA社の間で上下関係が発生し、
顧客と直接契約するのは上の階層(元請け)の当事者
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となります。
もちろん、
精神的には「コラボ」「コラボ」と言って
両者が平等の精神のもと、共同で顧客に対して、
「一緒にがんばりましょ~」
と、一枚岩となってサービスを提供するのは
とても大事なことです。
でも
こと契約と言う整理をする段階に入ったら必ず、
========================
あなたとA社の間で上下関係が発生し、
顧客と直接契約するのは上の階層(元請け)の当事者
========================
であるということをわかっていないと
いざ問題が発生したときに、
「責任/権利の所在はどこにあるのか?」
が全くわからない状況に陥り、大混乱になります。
あなたも今後、業務提携に挑戦する際には
ぜひ忘れないようにしてくださいね^^
今日も最後までお読みいただき誠にありがとうございましたm(__)m
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