仕事(ビジネス)の世界というものは、競合との戦いが常です。
それはライバル企業だけでなく、
同じ職場で働く同僚や後輩、さらには上司でさえも
究極的には自分のライバルになります。
会社組織は学校ではありません。
経営的な目線で言えば、人材同士をぶつけ合いながら、
さらに高度な人材の輩出を狙っている節があります。
さながら加速器を用いて行われる原子の衝突実験のようです。
そうして生き残った人材はさらに上のポストに上ることができ、
あぶれた人材は何とか最後までしがみつくか、自ら去る決断をします。
それが組織です
「仲間と共に!」といった少年ジャンプみたいな要素を採用活動では見せたとしても、
全世界共通の組織の本質は「会社にさらなる売上と粗利をもたらす高度人材の育成」
以外に無いと思った方がいいでしょう。
私はとあるスタートアップの外資系企業にコンサルとして1カ月常駐したことがありますが、
1カ月も経たないうちに人材がコロコロ変わっていきました。
その後の経過を見ていても、やはり「新陳代謝」は相変わらず、
といった感じでしたね。
これは生まれたばかりのスタートアップだから、という理由ではありません。
本来の組織の正しい在り方です。
ちなみに私がいた上記の企業、スタートアップとはいっても
起業家志向の学生が作ったものではなく、
既に以前の会社を何百億単位で売却して作られたような
実質「強くてニューゲーム」のような会社です。
黒い成功論
話がそれましたが、今回あなたにお伝えする「黒い成功論」とは何かというと、
それは「勝てる土俵でしか絶対に勝負をしない」というものです。
「この程度なら自分でもできる」と直感で気づける、本能で悟れる分野でのみ、
戦っていきましょう。
・苦手こそ克服すべきだ
・苦手分野でこそ成長がある
みたいな「きれいごと」はこの際無視です。
1回しかない人生で自分に不利な環境で戦うのは損です。
時間の無駄です。
あえて経験するとしても3週間~1カ月集中して体感して
「あ、やっぱりこの分野だと自分は瞬〇される」と理解できたタイミングで
とっとと撤退してください。
映画やドラマ、ドキュメンタリーの「サクセスストーリー」の見過ぎて
自分よりも強大な敵に立ち向かうことが重要みたいに思う人がいますが、
あれはあくまで人間が好きな物語(フィクション)の構成がそうなっているからであり
ノンフィクションだったとしても当事者は数々の幸運に恵まれたからに他なりません。
あなたが本気で成功を目指すなら、
自分よりも強い者に挑んで勝とうとしないでください。
それはフィクションの世界でのみ許されるヒーローの特権です。
そもそも、
本来の自然は常に「強者常勝」
です。
「勝った者が強い」なんてラッキーは無く、常に「強い者が勝つ」世界です。
しかし現代は本来負けている人が成功者や強者にSNSでゾンビのように噛みついて
成功者を隅に追いやるといった疑似的な下剋上のようなものが起きています。
でも、これは下剋上でもなんでもなく、SNSで成功者に噛みついたところで
成功者に何のダメージも入るわけもなく、負けている人たちが勝手に悦に浸っているだけです。
「有名人に噛みついたらブロックされた=勝った!」
といった謎の独自ルールを設けながら・・・
でも本来の自然の世界では、
アリがライオンに挑んでも気づかれること無く踏みつぶされて終わりです。
ただ幸いなことに、私たち人間は自分が絶対強者になる環境を選べるだけでなく、
自分で作ることすら可能です。
他人の2分の一の時間で2倍以上の成果、結果を出せる分野でどんどん勝っていきましょう。
