<早大3選手会見>そろってプロ入団に前向き
毎日新聞 11月4日(木)20時14分配信
プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議(10月28日)で、1位指名された早大の斎藤佑樹、大石達也、福井優也(いずれも22歳)の3投手が4日、東京都新宿区の早大大隈会館で記者会見した。指名後初めてプロ入りへの思いを語った3人は、そろって入団に前向きな姿勢を示した。
■斎藤佑樹
笑顔を絶やさなかった斎藤は、交渉権を獲得した日本ハムについて「いい球団と聞いている。北海道民も温かい人が多いというので楽しみ」と好印象を持っている様子。4球団が競合したドラフト会議で、藤井純一球団社長がくじを引き当てた瞬間を振り返り、「藤井社長が少し開けるのを手間取っていたせいか、(合宿所で一緒にテレビ中継を見ていた)チームメートも盛り上がってくれなくて、『あれっ』という感じでした」と苦笑いした。
日本ハムにはエース・ダルビッシュがいるが、「球界を代表する存在。いろいろなことを学びたい」と述べ、06年夏の甲子園決勝で投げ合った楽天・田中との対戦を問われると「まずは僕が(投げ合える)立場にならなくてはならない。頑張りたい」と成長を誓った。
■大石達也
今回のドラフトで最多の6球団競合の末に西武1位となった大石は、「こんなにたくさんの球団が指名してくれて驚いた」と自らに対する評価の高さに戸惑いものぞかせた。
早大では最速155キロの速球を武器に抑えで活躍したが、西武の渡辺久信監督は先発として育てることを明言している。大石は「(渡辺監督は)投手出身なので、いろいろなことを教わりたい。与えられたチャンスの中で結果を出したい」と新たな挑戦にも前向きだった。
■福井優也
広島1位の福井はやや緊張した面持ちながら、愛媛・済美高3年だった05年ドラフトで巨人の4位指名を拒否し、1浪の末に進学した経緯については「遠回りではなかった」ときっぱり。並んで座る斎藤と大石に対しては「2人がいたから今の自分がある」と感謝するとともに、「プロで対戦できればいい」とライバル宣言した。
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早大はドラフト当日、「早慶戦に集中させる」との応武篤良監督の意向で、記者会見を開かなかったが、この日同席した応武監督は「お許しください。皆さんの協力のおかげで、すばらしい早慶戦になった」と詰め掛けた報道陣に謝罪した。
早大は13日開幕の明治神宮大会に出場。3投手にとっては、学生野球最後の舞台となる。【岸本悠】
ドラマチック早稲田トリオが会見しましたね。
もしも敗れていれば、こんな晴れやかで、さわやかなものにはなかったでしょう。
大いに日本のプロ野球を盛り上げて欲しいです。 今から、来春がとても楽しみになりました。
大リーグなんぞは、まったく関心がなくなったし、見る気もしない。
日本人には、日本の野球があるのだ。 彼らの、プロでの活躍を夢見ている。