そう一言で済ましたいけど、言葉にしてみようと思います。


昨日は小田和正さんのライブをはじめて観に行きました!

小さい頃から父が聴いていた影響で小田さんの曲は馴染みがあって本当に大好きなんです。
今までLIVE映像は見ることがあっても、そういえば生で観に行ったことなかったなぁって。

いつも広いホールでは、ステージから離れた2階席から観ることが多く、モニター越しに観るのが丁度良いくらいの遠さで。


だけど、昨日は、席を確認してその場所まで進んでいくと、、、
なんと!アリーナ席!
アリーナっていっても、後ろの方なんだろうなぁ、、、って、テクテク歩いてると、後ろの方には席が見当たらない。
どんどんどんどんステージが近くなり…気づいたら最前ブロックのセンター花道の真横!!!!!花道を打ち付けてある釘まで見える!笑。近い!!!

うっそーーーーこんな近くで小田さん見られるの!!!ねぇ!やばいね!!って、隣に連れがいるわけでもなかったので、誰とも共有することもできず、1人で落ち着きなくソワソワ。

新しい環境に出会う度に、新鮮な感覚に心が研ぎ澄まされて、いろんな人たちの思いを知る機会になるんです。

そういえば、こんな事もあったなぁと思い返してみる。
AKBでのドームライブの時、花道にいるファンの方がこっちに手を振ってくれて、手を振り返したら、泣きそうな顔して喜んでくれた。
私なんかに。なんであんなに嬉しそうにしてくれたんだろう?

その時はその気持ちが分からなかったけど、いざアリーナの花道すぐ横の席に座ると、あの時のお客さんの気持ちが分かる。こんな近くで目があったら…たまらなく嬉しい。

逆の立場になってみないと分からないことがたくさん。
あぁ、もっといろんな人に手、振り返しとけば良かったなぁ笑


最近のアイドルさんたちのライブとは似ても似つかないほどのシンプルなセット。
周りの人たちは皆わたしより年上。席に座るときチラチラ見られたもんね笑
若いのが1人で。って珍しいのかな??

会場が暗くなり、拍手が鳴り、シンプルなセットに小田さんがシンプルに登場。

駅で待ち合わせしてたみたいに出てくる小田さんがすごく親しみやすくて、全くカッコつけてなくて。余裕とはまた違う、ゆったりした空間が一気に会場を包む。
小田さんのあの空気感が愛おしい。

噂通り、よく走ってよく話される方で。
静かにエネルギッシュ。何回も惚れ惚れしちゃった。初恋みたいな遠くを見る目。好きだなぁ。って。
小田さんの人間年輪は世界遺産レベルだと思います。笑
わたしも歳を重ねるごとに、充実した年輪を感じさせる人になっていきたい。

小田さんが歌いだすと冬の朝みたいに、洗練された空気が会場を包んで、わたし1人に語りかけてくれてるみたいな錯覚に陥る。
幽体離脱しながら特別次元の違う空間で歌を聴いてるみたいな笑
何とも不思議な感覚で、周りを何度も確認しちゃった。みんなが静かに聞き入って、人の気配を感じなくさせる程の歌声。
はじめて出会った衝撃。

目をこするって表現あるけど、現実かわかんなくなって、リアルに目こすったもんww
遠い席って予想してたから、ちゃんと細かい表情までみたくて、昨日はコンタクトせずに眼鏡していったんやけど。
眼鏡を取っても、小田さんがちゃんと肉眼で見えるのが本当に嬉しかった。

何かのファンになったこととか、熱烈に応援したことがないわたしにとっては、とっても貴重な経験、貴重な瞬間でした。

全モニターに歌詞が映るようになっていて、歌詞を改めてみてみました。
訴えかけるとか強引さ、が全くない、ありのまま溢れるその言葉たちに、気付いたらつらつらと涙が流れてて。

小田さんの詞には、身近にいる人たちに対する愛を再確認させられる言葉が多く、歌を聴きながら両親の顔、おじいちゃんおばあちゃんの顔、マネージャーさん、友達、支えてくれる数多くの人たちのことが次々に出てきて、『ありがとう』の気持ちでいっぱいになってました。

天国にいるみたいだった。行ったことないけど。


少し離れた席にいたスーツ姿のおじさんが、小田さんのことを一生懸命目で追いかけながらスーツがちぎれそうになるくらいノリノリに歌ってたり、おばあちゃんが立って手拍子しながら涙してたり、夫婦でこられてるであろう隣のお二人が曲中に肩を寄せ合ってたり。

50代、60代で小田さんの歌を生で聴けることが羨ましくて仕方なかった。
23歳のわたしには私なりにこの瞬間の響き方があるけど、もっともっと大人になったら、きっといまとは違う深い歌の意味をちゃんと理解出来る気がして。
【愛すること】って、分かっているようで分かってない気がするの。まだまだ若いから。
失う事も、きっとまだちゃんとは経験してない。
大切な物を失い、また得て、かけがえのない愛を感じながら、小田さんの歌を聴けるのが、羨ましい。本当に羨ましい!

若い人はいいねぇ、なんてよく言われるけど、いまその時におじさん、おばさんでいられることも若い人からしたら羨ましかったりもするんです。



人間って汚いなーっておもうことばっかりだった数年前からは正直想像もつかないくらい

最近は、人って美しい

そう思えるようになってきました。

未完成で、いつまでも過ちを繰り返す生き物。その歪な個性を綺麗と捉えられるようになった瞬間に、人生が格段と豊かになる気がします。

そんなことに気づかせてくれた昨日小田和正さんのLIVE。

歌の力って凄い。

衣食住、歌。
って付け足してもおかしくないくらい、歌は全ての人間に必要なものだと感じました。

67歳という年齢で、パワフルに、エネルギッシュにそれでもかってくらいにメッセージを伝えてくださる小田さんを見て、23歳、負けてられませんぞ。って気持ちになりました。

思う力が全て。

たしかなことの歌詞の中で、疑うより信じていたい。たとえ心の傷は消えなくても
ってあるように、
それはただ理由も無く何かを漠然と信じるのではなく、見返りを求めずに信じ抜く強さを持ち続けること、その自分をちゃんと愛せるようになることだと思いました。その先に結果がついてこれば、人はきっと無敵に強くなると思う。


熱くて長いブログに笑われちゃうかもしれないけど、いまの気持ちが届けば嬉しいです^_^

皆さんの心が少しでも豊かになりますように!

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にゃもし(*´ω`*) 




゜+。Chiro。+゜