海辺のカフカをみてきました!


以前からCMで見て検索をかけるほど気になっていたカフカ役の彼。
当時は名前すらでてこなくて、でもどうしても名前が知りたくて。
行き着いた先にninoの文字が。

へー。にいのっていうんだ。
そう思ってる矢先に古畑新之(新人)として蜷川幸雄さんの作品で大々的に取り上げられるように。オーディションか。

やっぱり何か違うものを持ってる人はどんどん前に出ちゃう。
会ったこともないのに、その存在感に嫉妬しちゃうみたい。


絶対みにいきたい!マネージャーさんに頼んで千秋楽のお昼にやっと席がとれました^ ^

事前にはいってきた情報だと、すごく難しいらしいよ。とか、答えがない。とか。

だからといって構えることもなく、フラットな状態からみてみた。

最初は、古畑新之くんがどんな人なのか、見てみたくていったんだけど、気付いたらその作品の渦にのまれてた。

異国の地で怪しい美術展にひとり入っちゃったかんじ。
安全な場所で座りながらみてることに逆にソワソワする。この空間にあるべきじゃないぐちゃっとしたものがベタ塗りされて、もう息ができないくらい苦しいのか心地いいのか分からなかった。


後味がいいとは、決して言えない。
けど、わたしが生きてる上で常に感じる《違和感》をおもしろいほどに表現されていて。

にやにやしちゃう。

脚本が非常に自分と近いところにあって、なんだかくすぐったかった。


印象深い台詞がたくさん。

世界は滅びと喪失でできている。

滅びていく上でベストを見つけていくわたしたちの命って、常にマイナスからはじまっていて。プラスのエネルギーは少量のマイナスエネルギーの積み重ねから生まれてるんだなぁ、と改めて。

とても奇妙な時間でした。


だけど年月を経て積む経験と図りにかけられないくらい、捻くれずに言えば、充実した時間。


人間って気持ち悪い。



あの作品みた後にホルモンって中々食べられなさそうな感じだったけど

なぜかわたしいまホルモン食べてる笑

生きてんだなぁ。
photo:01




にゃもし(*´ω`*)



゜+。Chiro。+゜