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東京電力の電気料金値上げについて。



東京電力が4月から企業に対する電気料金を値上げするそうですね。
一般家庭の電気料金も、ゆくゆくは値上げされるというような噂も耳にします。


現在結んでいる契約の期限が4月以降も継続されている場合は、
値上げを拒否すれば、契約期間中は現行の料金で利用できるにも関わらず、
その説明を十分にしなかったとして、世間から総スカンを喰らってますが、
まぁ、それは言うまでもなく甘んじて受けるべき制裁でしょう。


それと、今日ワイドショーを見て初めて知ったのですが、
電力の自由化に伴い、PPSなるものができたそうですね。
要は電力会社より割安な電気を供給してくれる事業のことなのだそうですが、
東電との契約満了後、再契約する際に、
料金の値上げを承諾しない場合、東電がPPSを紹介して下さるそうです。
ここまでは良さそうな話なのですが、問題なのは、
仮にPPSとの交渉が決裂し、東電と再契約する場合、
値上げされた料金に、更に上乗せされた料金で契約しなければならないのです。
これはちょっと…ひどいですね。
PPSのシェアの割合の低さから見ても、
東電の汚い策略と取られても仕方ないように思います。


ですが、電気料金の値上げそれ自体については、
致し方ない部分もあるのかな、と思う私は考えが浅いでしょうか。


まず前提として、私の実家はとある原子力発電所の30km圏内にあります。
もし大地震が起きて、その原子力発電所が制御できなくなるような事態に陥れば、
まぁ間違いなく被爆するでしょう。


しかし、私は原子力発電に対してそこまで強い嫌悪感を抱いていません。


それはチェルノブイリや福島の惨状を知らないからだ、と言われればそうだし、
実際自分が体験したらそうも言ってられないはずだ、というのもわかります。
もし自分の家族が被爆するようなことがあれば、平常心ではいられないでしょう。


それでも、今まで原子力発電の恩恵に授かってきたという事実があります。
確かに上手く制御できず、不安定なものではありますが、
そのリスクを犯しても得たいメリットが、原子力にはあったはずなのです。
「低コスト」というメリットが。


ここで被爆のリスクと低コストのメリットの優劣をつけるつもりはありません。
あの惨劇があった以上、両者は平行線を辿るだけでしょうから。


ですが、そのリスクを回避する以上、
今まで得てきたメリットも放棄しなければならないのは事実です。
つまり、単純に考えれば、その放棄したメリットは、
リスクを回避するのに掛かった「コスト」に転換された訳です。


それは即ち、原子力から火力へと移行した分のコストになるのでしょうが、
リスク回避の「コスト」分の値上げを拒否するのは、間違っているように思います。
原発も嫌だ、値上げも嫌だ、と言うのは虫の良すぎる話です。
もちろん、東電側の経営合理化といった、
発電以外の部分でのコストカットが最優先ではありますが、
それでも補いきれない分は当然出てくるでしょうし、
その負担は、私たちが甘んじて背負うべきものではないでしょうか。