粗忽まっさの戯言

粗忽まっさの戯言

幾つになってもオッチョコチョイ

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ってか米国ドラマだけどね。
主にスカパーで見てます。

人気の「24」「Lost」「Prison Break」なんかは実は知らない。始めから見ないといけないからね。

好きなのは「BONES」「Dr.House」「Veronica Mars」。どれも基本1話完結だから途中から見ても安心。
共通するのは、ユーモアかな。それも苦いユーモア。

例えば「BONES」。所謂科学捜査も野だけど、主人公のDr.Brennanやラボの同僚、FBI捜査官のBooth達登場人物は、皆それぞれに実は色々あったりする
。普段の彼らはそんなことはおくびにも出さないで仕事したり酒のんだりデートしたりしているわけ。ただ、なにげないやりとりにbackgroundからにじみ出るものが潜んでいて、それが乾いたユーモアになっているんだ。脚本がとてもよくできてると思うな。
「Dr.House」も主人公のHouse先生が徹底して嫌なヤツに描かれていてそれがおかしい。
こーゆーユーモアって日本ではなかなかないよなあ。どうしても笑いと涙がセットになってって僕はそれが苦手です。

ところで、日本のドラマ。米国ドラマのテンプレ使用頻度がどんどん高くなってる。今シーズン犯罪心理学ものが2本もあるよね。テンプレは「Criminal Minds」「Lie to me」だけど、なんだかなー( ̄_ ̄)

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楽器が好き、ええと音というよりフォルムが。
中高吹奏楽でホルン吹いてたのですが、ホルンのあの姿、たまりません。トーラスからいっきにベルがひらく曲線と、ロータリー周辺のメカニック。見てください。美しいでしょ?

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クラシックに興味を持ったのも、何時かTVでみた古楽オーケストラの演奏がひとつのきっかけになっているんですが、知っていたオーケストラと全く違った楽器の響きも新鮮でしたけど、それ以上に楽器の形-ホルンやトラッペットにバルブがない!フルートやオーボエにキーがついてない!-に惹かれてしまったからなんです。(付属してるのはボーゲン。keyを変えます。)


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歴史の中で色々な楽器が生まれ消えていきました。そんな消えていった楽器も美しい。特に僕が好きなのは、ばかばかしいまでにデカク美しい超低音楽器達です。

リュート族の低音楽器テオルボ(Theorbo)

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フランスの古い管楽器セルパン(serpent)serpentとはフランス語でヘビ。金管楽器すなわち発音は唇の振動で行われるのですが、指穴で音程を変えます。指使いは木管楽器と同じ。写真のように色々なサイズがありますが、19世紀中頃にチューバが発明されるまで、おっきいやつは低音金管楽器としてオーケストラでたまに演奏されていました。例えばベルリオーズ「幻想交響曲」。

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最近の超低音楽器はほんとばかばかしくでかいです。

コントラバスサクサフォン

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グレートチューバ

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ちょっとタイミングを逃した話題だけどあせる

粗忽まっさの戯言-ザッケローニ


日本代表の新しい監督が決まった。でもなんだか釈然としないのです。

昔は若き名将、でも今はちょっと落ち目とか、代表監督の経験が無いとか、色々懸念されているけどそれより、

JFAはザッケローニにどんなオーダーを出したのだろうか。
それ以前に、ベスト16という結果を受けて、これから日本はどんなサッカーを目指すのか、目標をどこに置くのか、その為にこれからの4年間に何をするべきなのか、詳細なプランはあるのかないのか、我々ファンに、何も提示されていないじゃないかビックリマーク

こういうサッカーを目指すから、こういうプランでいく。その為にはザッケローニが適任で、ザッケローニもこれからやるべきサッカー、4年間のプランを了承した上でオファーを受けた、ならば納得いくけど、そうじゃないしむかっ

また結局監督に丸投げで、問題が起こっても全て監督が楯になり責任を取り、協会はひとごとのように知らん振りを決め込む。

岡田さんは偉いと思うよ。2回も協会の無理強いを受け入れ、丸投げされても文句言わず、批判には楯となり選手を徹底的に守り、最終的に結果を出してしまう(WC初出場、中立地でのベスト16、いずれも快挙ビックリマーク

協会は岡田さんに甘えていた。それだけじゃない。ジーコにもトルシエにも「どーぞご自由におやりください」だった。

こんなJFAの体質を根本から変えないと、本当に変えないと、せっかくのベスト16が次ぎに繋がらないむかっ日本サッカーが文化にならない。伝統が作られないむかっ

なんかザッケローニの話のはずが協会批判になっちまったけどあせる
ザッケローニ、わりと好きだったりするんです。彼が率いたウディネーゼは本当にいいチームだったんだグッド!


伊藤計劃(いとうけいかく)
この天才の存在を知ったのは不覚にもごく最近の事。
本屋で見かけた「虐殺器官」の表紙

虐殺器官
伊藤計劃

とだけ大書きされただけで、何がタイトルで何が作者名なのかもわからず、漢字の塊だけが記号の様に目に飛び込んできたのが切っ掛け。

みなさんは当然この天才の事はご存知だと思うので、略歴はざっと、知らなかった人はぐぐってみて。
06年デビュー作である「虐殺器官」を書き始めるが、遡ること01年には右足神経に癌が見つかっている。05年に肺に転移、肺を一部摘出する。デビュー作を書き始めたのは、抗癌剤治療が一段落した後の事。会社勤めをしながら10日で書き上げたという。
「虐殺器官」は小松左京賞に応募するも落選。しかし再度早川書店にメール送信し、改稿を経て出版にこぎつける。
以後、長編2本と数本の短編を執筆するものの、09年3月20日死去。享年34歳。ほぼ2年の執筆活動だった。

御存命の時に読めなかったのは不覚、ブログもmixiもやっていたので、その当時からのファンの方も多いと思う。

で、いまさらながらの「虐殺器官」。
舞台はサラエボに核爆弾が落ちた後の近未来。後進国で大量虐殺が頻繁に起こる。主人公クラヴィス・シェパードは、米国情報機関に属するスナイパー(暗殺者)。彼の任務は虐殺に関わるキーパーソンを暗殺し虐殺の連鎖を未然に防ぐ事。彼がミッションを進めていくうち、常にジョン・ポールなる人をくったような名前の人物の影が見え隠れする。
やがてクラビスはジョン・ポールを捕捉するが、ジョン・ポールの目的は・・・

なにが凄いって、あふれ出す語彙と描写力。SF的語彙だけではなく芳醇な文学的語彙で、一人称で語られる主人公の内面が濃厚に描かれる。また場面場面の描写力が圧巻で、僕は冒頭の虐殺後の村の死体の描写でやられてしまったが、戦闘場面はさらに生々しく凄惨だ。
そして、主人公は大尉でありチームのリーダーなのだが、大人になりきれていない(それには理由があるのだけれどネタバレになるので書かない)。非常に繊細でナイーブな心を持っていて、しかしミッションにおいては、年端も行かない少年兵を瞬時に射殺する(彼らが一番危険だから)。非常に切ない青春小説としても読める。

というわけで(どういうわけだ!)、「虐殺器官」はただのSF小説ではない。いや、これからのSF小説はただのSF小説ではいられないのかもしれないが。伊藤計劃氏がもし生きていたら、SF世界を間違いなく牽引していってくれたはずで、本当に残念でならない。

必読!$粗忽まっさの戯言-虐殺器官