ふと思い立って、岐阜、福井、石川、富山の山の中を二泊三日で走ってきました。初日は岐阜県北西部までの移動がメインです。早朝に自宅を出発し、上信越道の佐久中佐都ICで高速を降り、女神湖まで駆け上がりました。酷暑が続いていますが、標高1500 mのここは別世界でした。湖畔のベンチに腰掛けて、麓のコンビニで買ってきた朝ごはんをいただきました。

 

 

 再スタートして茅野へ下ると、周囲はもう灼熱地獄の様相を示しています。高遠から飯田へ抜け、久々に馬籠宿に立ち寄りました。久々というのはおそらく高校3年以来のことで、実に40年以上の歳月が過ぎています。細部はともかく、石畳の旧坂道やその沿道の街並みは当時のままのようでした。あの時友人3人で泊まった宿屋も特定できたと思いますが、今は宿屋は廃業していたように見えました。

 

 

 比較的涼しそうな馬籠宿でも既に気温は35℃近く。麓の中津川市(ここも同じ市内ですが)は全国レベルの暑さを誇るので、考えてみれば当然かもしれません。ここからはしばらくそんな暑さの中を走ります。ここまで暑いと、私のTTではエアコンの能力が追い付いていないようです。しばらく走って、こりゃたまらんと、昼ご飯を兼ねて道の駅おばあちゃん市・山岡にピットインしました。大きな水車とシャワーミストに迎えられ、とりあえずクールダウンできました。

 

 

 手作り感満載のその名も「おふくろの味定食」を食べて再出発です。私はこういう定食が好きなのですが、こうしたメニューは店側にとってはコスパ、タイパが悪いのか、あまり巡り会うことがありません。今回はラッキーでした。

 

 

 ドライバーは若干元気を取り戻して再出発。土岐や可児など岐阜県の小都市を通過して目的地に向かいます。本日の宿は淡墨桜で有名な本巣市根尾地区にある小さなビジネス旅館です。部屋に入ると西日全開でサウナ状態でした。しかもエアコンは昭和っぽい窓に付けるタイプで頼りなさそうに見えました。どうなることかと思いましたが、このエアコン、思ったよりもタフで、しばらくするとそれなりに快適な室内になって一安心です。夜になってだいぶ過ごしやすくなりましたが、エアコンをつけたまま布団に潜り込みました。