仕事で群馬県桐生市方面へ久々に行きました。その途中、旧新里村と大間々町の境界付近にフランスを掲げたレストランらしきものを発見しました。長年の勘からこのお店は当たりの予感がします。スマホでちょっと予習すると、頻繁に利用するには高価格のお店ですが、気取ったところはなさそうなので、予約なしでもいけそうです。というわけで、翌日も同じ場所で仕事があったため、ランチタイムに訪問してみました。

 

 

 駐車場はガラガラで先客はいませんでした。一人だと言うと、カウンター席のような落ち着いた席に案内されました。一人でも気兼ねなく入れる気づかいを感じました。その後、数組のお客さんがやってきました。メニューは全てミニコースとなっていて、数種類あるメインディッシュ(価格が違います)を選ぶというシステムです。今回はカレイのムニエルをメインにお願いしました。

 

 

 最初のオードブルを見た瞬間、当たりを確信しました。ナスを使ったムースにフレッシュトマトのソースが掛かっていて、トマトの酸味がこの暑い時期には絶妙で、食欲が増します。続くスープはデザートの要素もある桃のポタージュでした。これは珍しいと言うか初めての料理でした。メインのムニエルも、私には十分な量があり、物足らないということはありませんでした。ドリンクのアイスティーも香り高く、よく冷えていてほぼ完璧でした。徹頭徹尾、手抜きのないフレンチでした。

 

 

 少し前に別のフレンチレストランを記事にしましたが、今回のお店の方が価格安めで、お一人様でも予約不要という点で、気軽に行けそうです。オーナーシェフのコンセプトが「もっと気軽にフレンチを」ということらしく、それが完全に具現化されたお店でした。群馬は都会のように名店が犇めいているわけではありませんが、よくよく探すとキラリと光る乙女のトキメキお店がまだまだたくさんありますね。また、私の知る限り、このようなお店は全て、可能な限り地元の食材を使用しています(群馬という土地柄、海産物は無理ですが)。食材の地産地消、いいですね~。