(今は完全に春ですが)かなり春めいてきた3月17日(日)、スタッドレスタイヤで今シーズン最後のドライブで山梨方面に行ってきました。3月の初めのころ、関東地方南部でも山間地には雪が降りましたが、道路は除雪がしっかりとされていて、全行程でスタッドレスタイヤは不要でした。

 

 

 まずは旧塩山市(現甲州市、山梨県は市町村合併時のネーミングセンスがちょっとアレで、場所と名前が全然一致しなくて混乱します)にある184の珈琲というお店で朝ごはんにしました。完全に農家の裏庭にあるお店なので、初見ではかなりハードルが高いです。でも、勇気を出して行ってみると、心地よい接客と美味しい食事が体験できます。確かに店名の通り「癒し」を感じました。

 

 

 店主が奈良県出身ということで、関東ではほぼお目にかかれない茶粥がメニューにありましたので、それを注文しました。おかず類は自分の畑で採れた野菜を中心としたものでした。カフェだと生野菜が多い中、おひたしきんぴらなど、しっかりとした温野菜が食べられるのは非常にポイントが高いです。居心地が良くて、私のドライブでは珍しく長居してしまいました。

 

 

 カフェを出て甲府盆地の南側の斜面を走ります。あと1カ月ほどすると周辺も含め盆地が桃の花でピンク色に染まるのですが、まだその時期ではありません。しかしながら、道路沿いの公園で車から出ると、まさに春爛漫という感じでした。子供たちが広い公園で思い切り遊んでいる姿は、非常に微笑ましいものでした。

 

 

 甲府盆地を越えて富士五湖方面に進みます。河口湖、山中湖といった超メジャーな観光地はインバウンドを含めて観光客で溢れかえっていました。今まで、ほとんど観光客の姿を見ていなかったので、そのギャップに驚きました。メジャーになる場所は、そうなるだけの理由があることは確かですが、そこまで一極集中しているのを見ると、もっと別の場所に行けばいいのにと思ってしまいます。

 

 

 先ほどは春を満喫していましたが、富士五湖周辺は標高が高く、まだまだ冬の勢力が勝っていました。路肩には除雪で寄せられた雪が積んでありました。そんな富士五湖から再び甲府盆地に下り、北上して八ヶ岳山麓方面に向かい、信州峠を越えて長野県入りしました。この辺りは広大な畑が広がっています。雪の少ない今シーズンなら、もう畑の準備をしているかと思いきや、さすがにそんなことはなく、まだ一面の銀世界でした。畑を耕すのはもう少し先のようです。

 

 

 そんな感じで山梨県を走ってきました。標高の高い場所はまだ冬でしたが、それ以外の場所では春はもうすぐそこまで来ていることを感じたツーリングでした。