前橋観光コンベンション協会という団体が、たまに自転車ツアーを企画しています。地域密着型のツアーで、地元民でも知らなかった施設などを巡るので、地元再発見という意味もあって、3月2日(土)に開催されたツアーに参加してみました。ツアーは電動アシスト自転車をレンタルしてくれるので、坂道があっても楽に走れるらしいです。

 

 

 今回は河津桜と古民家カフェがキーワードです。参加者はわずか3人、これに先導してくれるガイドとサポートカーのスタッフ2人がついてくれるという、贅沢なツアーです。一通りの説明を受けて出発。最初は政淳寺。ほとんど知る人はいないと思われますが、手入れのされた境内には見事は花木があります。また、前橋では有名な詩人、萩原朔太郎の菩提寺でもあります。

 

 

 そこからはアップダウンのある県道を休憩を挟んでしばらく走りました。レンタルされた自転車は私が持っているものよりかなりアシスト力が強く、非常に楽に走ることができます。募集のパンフに坂道でも楽々と書かれていた通りでした。ただ、交通量のある県道の脇を走るので、その点に関してはちょっと走りにくかったです。

 

 

 しばらく走って、利根川を渡るとルートは交通量の少ない道になります。道の駅こもちでお昼休憩ですが、その周辺に河津桜がたくさんあります。この花見がメインイベントだったのですが、残念ながらまだ開花には早かったようです。今年は記録的とも言える暖冬だったようですが、それにもかかわらず開花していないなら、ツアーの開催時期が早すぎるのでしょう。もちろん、主催者にクレームなどを言うつもりは毛頭ありません。

 

 

 道の駅でお昼ご飯を食べ、出発時刻までまだ時間があったので、道の駅内を徘徊してソフトクリームを食べてしまいました。「しまいました。」と書いたのは、出発してすぐに古民家カフェに立ち寄り、そこでケーキセットを食べたからです。こんなにすぐにデザートになるなら、ソフトクリームは我慢したのに。

 

 

 道の駅の裏には旧白井宿と呼ばれる街並みが整備されていました。範囲は限られていますが、なかなか雰囲気も良く、いい感じのカフェもありました。その「いい感じの」カフェで食後のデザートとなりました。最初の寺といい、このカフェといい、まだまだ知らないいい場所があることを再認識しました。

 

 

 カフェを出てしばらく国道に沿って走りますが、ここは自転車走行可の歩道上を走ったので、走りにくいことはありませんでした。そして最後は利根川沿いのサイクリングロードです。さすがに自転車道として整備されているので快適です。快適に利根川沿いを走って、道の駅よしおか温泉で小休止してツアーは終了しました。自転車レンタル、昼食とカフェの代金込みで5000円という破格なツアーでしたし、地元再発見もできました。