スタッドレスタイヤを新調したのに、雪道を走っていないことに気が付きました。別にとりたてて雪道を走りたいわけではありませんが、雪景色のツーリングも悪くありません。というわけで、福島から新潟に抜けるルートを天皇誕生日に走ってきました。

 

 

 郡山南ICから一般道に出て、猪苗代湖に上りました。郡山市街地は雪の気配はありませんでしたが、さすがに猪苗代湖畔には雪がありました。しかし、薄化粧程度であり、もちろん路面はドライでノーマルタイヤでも走れそうでした。湖の北側に出て西に進みます。走るに連れて、周囲の雪がどんどん減っていきます。単純に新潟県境が近くなると雪が増えると勝手に思っていたので、意外な思いでした。

 

 

 阿武隈地方もそうですが、会津地方も雰囲気の良い道のオンパレードです。最高のツーリング舞台は北海道だというのは変わりませんが、気軽に行ける場所ではありません。その点、福島県は日帰りでも行けるし、アクセスの良さを考慮すれば、ツーリングをするには最高ですね。

 

 

 いつの間にか県境を越えました。心なしか雪が増えてきたようです。阿賀野川を渡って、五泉市方面へ進むと雪国の様相となりましたが、路面には雪はありません。雪景色を見ながら安心して走れる状況ですね。いくつか小さな峠を越えましたが、やはり路面の雪はありません。雪国だけあって、主要道路は完璧に除雪されているようです。

 

 

 栃尾にある農家レストランでランチタイムにしようと思い、県道を外れてショートカットを試みました。路面に雪が出てきましたが、今年は異常ともいえる雪の少なさだと、高を括ったのが大きな間違いでした。ヘアピンコーナーの先で先行車の轍が消えたと思ったら次の瞬間、吹き溜まりにもろに突っ込んでしまいました。雪の抵抗は大きく、車はすぐに止まりましたが、ドアを開けるのがやっとのほど雪に埋まっています。車体が浮いてしまったようで、タイヤは空を切るばかりでした。

 

 

 自力脱出は無理と判断し、レスキューを手配しました。電動ウインチで車を安全な場所まで引っ張り出しました。2時間ほどその場にいましたが、通過車両はゼロでしたので、事実上の通行止めだったようです。レスキューに来てくれたお兄さんの話だと、やはり今年の雪の少なさは異常レベルだそうです。しかし、やはり新潟、それも豪雪地帯と呼ばれる地域で除雪なしの道路は、雪深かったですアセアセ。レストランの営業には何とか間に合って、栃尾揚げ定食を食べて、あとはまっすぐ帰宅しました。

 

 

 車は何ともありませんでしたし、もちろん人間も無事ですが、反省点の多いツーリングになりました。