検証シリーズ?に戻ります。今回は家の出入り口、すなわち「玄関」のドアについてです。拙宅には二箇所の出入り口があり、このブログでは表玄関、裏玄関という表現を使ってきたので、南側の玄関を表、北側のガレージに接続する玄関を裏とします。

 

 

 まず表玄関ドア。これは無垢オークに白の塗装をしたもので、ガラス部分は無色ですが三層構造のステンドグラスになっています。建材屋さんの在庫一掃セールで信じられない値引きで調達しました。南向きの玄関なので、昼間は遠慮なく直射日光を浴びていますが、塗装のおかげで劣化は全く見られません。もちろん、腐食などもないし、建付けに関しても何ら問題はありません。

 

 

 裏玄関ドアは無垢のチーク材をオイル処理したものです。材質もそうですし、彫り物の装飾が凝っていて、見えないところにあるのに表玄関のドアより高価なものです。もちろん表玄関と同様、大幅値引きの恩恵に預かっています。こちらはガレージの奥にあるため、日光にも風雨にも曝されず、おそらくノーメンテでも間違いなく我々の寿命より長い期間、この状態を保つのではないかと思っています。

 

 いずれもスニッカルペール社製のドアであり、現在では廃番になっているため、同様のドアを入手することはできません。正直、このドアを見てしまうと、みずがめ座の知る限りの他のどんなドアを見ても見劣りしてしまうので、メンテナンスをきっちりして、家と運命を共にさせたいです。まあ、どう考えても人間の寿命の方が先に尽きるので、おそらくこれは杞憂です。両方とも満足度が極めて高く、劣化は微塵も感じられません。

 

 極めて素晴らしいドアなのですが、弱点はハイテクなカギに対応していなかったことです。確かに、クラシカルな雰囲気のドアですから、ハイテクとは無縁という考えも理解できます。ただ、みずがめ座はどうしてもスマホをカギにしたかったので、K社に頼み込んで、電気錠を仕込んでもらいました。おそらく他の業者なら絶対受けてくれない注文だったと思います。

 

 

 電気錠は美和ロックのもので、これをベリキーという制御システムを介して駆動しています。美和ロックは皆さんご存知の鍵のトップメーカーですが、ベリキーはベンチャー企業の製品で、みずがめ座がネットで見つけてK社に逆提案しました。ですので、信頼性については若干の不安があったのは正直なところです。最初こそ思うように作動しませんでしたが(致命的なものではありません)、サポートはしっかりしていて、現状ではほぼ満足のいく状態になっています。スマホを持って近づくだけでアンロックされるのは、非常に便利です。ただ、近づいてからアンロックされるタイミングがバラバラなのはご愛敬。

 

 オートロックなので、外に出る時にはカギかスマホを携帯することが必須です。幸いにしてまだメーカーの世話になるような締め出しは経験していません。常時解放モードがあれば、ちょっと庭に出たり、宅配便に対応したりする場合に締め出しの危険がないのにとは思います(あるいは指紋認証とか)。でも、カギのかけ忘れがなく、スマホで解錠できるメリットは、家のカギを持たずに外出しがちだったみずがめ座にとっては何物にも代えられません。