何といっても、拙宅では最も過酷に使われている場所です。あくまで感覚ですが、他の場所より3倍くらい劣化していてもおかしくないと言えるでしょう。台所関係はウッドワンで揃え、天板やシンクはバイブレーション加工のステンレス、面材は床に合わせて無垢のオークを奢ってあります。この面材への課金はなかなか痛い出費でしたが、思い切ってよかったです。

 

 

 ステンレス部分はかなり酷使されていますが、傷が目立たないような加工になっているため、あまり気になるようなことはありません。シンクは使用感が目立ってきましたが、まだ残念な感じとまでには至っていません。水栓も水アカだらけにはなっていませんが、多少グラグラしているのが気になります。これは入居時からちょっと気になっている場所なのですが、これ以上はいかんともし難いようです。まあ、使用には差し支えないのですが。ちなみに、タッチレスやシャワーといった機能は一切ついていませんが、不便は感じていません。

 

 

 レンジフードはお掃除ランプの点灯時に清掃するだけで、きれいな状態を保っています。これまで4回ほど掃除しましたので、年2回弱といった頻度でしょうか。それほど大変な作業でもないので、この程度の清掃なら苦になりません。IHコンロの前にはフードの高さまでのガラスがはめ込まれています。コンロ正面にある階段に腰かけると、特に朝の時間帯はガラスの汚れが良く見えます。油はねが気になり始めると、麺類の茹で汁を使って拭き掃除しています。それだけで、特に手入れに苦労することはありません。

 

 

 このガラスを付けなかったり、付けても高さが低いものだったりする施主さんがいますが、ガラス広範囲に油が飛び散っているのがよく見えるので、このガラスがなければ部屋中に油が飛び散っていると思われます。揚げ物や炒め物を遠慮せずやることを想定してこの仕様にしたわけで、その選択は正解だったようです。キッチンもカップボードも無垢オークの面材ですが、水ははねるし、調味料等で汚れれば水拭きしています。メーカーもそれを想定しているので、当然のことながら2年では何の変化もありません。

 

 

 台所の収納に関しては、システムキッチンとカップボードの収納力が偉大で、非常に満足しています。逆にここに入りきらないほど物を増やすべきではないと考えています。カップボード横にK社に造ってもらった食品収納庫もいい働きをしています。酷使の度合いから、最初に手を入れるのは台所だろうと想像していますが、この分だとまだまだ遠い将来のことと楽観できそうです。