拙宅の調光器はLKに設置された4カ所の間接照明に付随するものです。それぞれ独立で消灯から最大光度まで自由に調整することができます。リモコンが付属していて、点灯消灯、それぞれの明るさの組み合わせを5パターン記憶してワンタッチで再現することができます。

 

 

 このシステム提案を聞いた時には、全消灯か全点灯しか使わず、調光器は無駄じゃないの?とも思いましたが、K社の勧めに従って採用した記憶があります。K社は一貫して施主目線で必要な設備を取捨選択する姿勢ですので、よっぽど反対する理由がなければ、やぎ座みずがめ座はその提案を受け入れて家を建てました。調光器はまさにそうで、実際に住み始めるとその効果は抜群でした。

 

 

 一般的に、日本の家屋の照明は明るすぎる傾向があり、良い睡眠をとるためには、夜間はあまり明るくしない方が良いという話も聞きます。K社からも照度を落とす生活がいいですよ、と聞かされていたこともあり、その環境を実現するのに調光器が活躍しました。最初は暗いなと思っていましたが、慣れてしまうと全く不自由はなく(慣れない人もいるようです)、特に液晶テレビをプロジェクターに変更してからは、むしろ薄暗い方が都合が良いことが多いです。

 

 

 一方で、食器洗いなどの作業をする場合は、明るくしないとやりにくいので、台所の照明を明るくしています。このように、シーンによっていくつかの照明パターンを使い分けるとなかなか快適であることがわかり、その際には冒頭に書いたメモリーが大いに役立っています。LKはその4つの間接照明とインテリア要素が強い小さなペンダントだけで、シーリングライトはもちろん、ダウンライトもありませんが、不足を感じたことは一切ありません。間接照明を補助的に使うという人が多く、そのうち使わなくなったケースも散見されますが、拙宅はメイン照明なので、使わないなんてことはあり得ないのです。それを含めて、完璧な照明計画だったと思っています。

 

 

 間接照明にすると、天井の凹凸が目立つというデメリットがよく報告されています。しかしながら、やぎ座みずがめ座が鈍いのかもしれませんが、そのような不具合は感じたことはありません。クロスについても、それほど考えることなくK社が見繕ってくれたものをそのまま使いました。ですので、そのようなトラブルの報告を見ると、よっぽど職人の腕が悪いのか?とつい思ってしまいますが、そうではなくて、K社御用達のNさんの腕が抜群かつ、K社の下地処理が丁寧ということなのでしょう。

 

 

 以上、照明について長々と3回分も書いてしまいましたが、付帯設備を含めて不満がないどころか、これ以上は望めないだろうという結論になりました。