前回のソーセージに引き続き、タイトルの品々を手作りしました。ベーコンは豚肉を塩漬けにし、適度に塩抜きした後、燻して作ります。塩漬けは2週間ほどやるので、時間はかかりますが、手間はソーセージよりかかりません。ブロックになっていますので、食べる時は適当な厚さに切って使います。これを使ってピッツァを焼いたら、絶品になりました。

 

 

 ここから主役が豚肉から大豆に代わります。豆腐は水分がかなり抜けた木綿豆腐です。つるりとした食感はありませんが、豆の香りが非常に強く出ています。この香りを楽しむならやはり冷奴でしょうが、正直なところ食感があまり冷奴で食べるには向いていません。けんちん汁や鍋などに入れるか、中華料理に使うかするといいというのが、私の個人的な感想です。

 

 

 豆腐作りの余禄としておからが発生します。工場で大量生産するなら、おからは廃棄物扱いされてしまいますが、手作りの場合はそんなもったいないことはしません。大豆もちゃんと出所がわかっているものを使っていますしね。大鍋で他の具材も投入してしっかり料理にして持ち帰りました。腹持ちは良くありませんが、逆にお腹いっぱいになっても全くもたれないので、ヘルシーな食事になりました。
 

 最後は味噌です。原材料は大豆、古米、塩だけですから、完全無添加です。大豆を煮て、古米から作った米麴を混ぜて熟成させます。完成は1年後ですが、もう10年以上毎年「仕込み」をしているので、シームレスに楽しむことができています。味噌に関してはソーセージと違って、明らかに市販品より安く作ることができます。まあ、人件費が計上されていませんが。相手が家で料理をする人なら、手土産にするととても喜ばれます。

 

 

 これで一連の「手作りシリーズ」はひとまず終了です。市販品はコストを抑えながら、大量に生産するという宿命を背負わされており、やはり手作り品とはそれ相応の違いがあることが良くわかりました。