前回の遠州ツーリングでは酷い道を走り、不覚にも無数にあった落石の一つを踏んづけてしまいました。幸いバーストするようなことはありませんでしたが、ホイールとタイヤを損傷させてしまいました。タイヤに関してはそろそろ寿命で、近々に交換するつもりだったのでまあ問題ありません。

 

 

 問題はホイールですが、現状ではエア漏れなどの不具合はなく、タイヤだけ交換すればそのままでもいけそうです。でも何となくモヤモヤが残り、そんな気持ちで走っても楽しさ半減です。とりあえず修理をしようと思いましたが、費用もさることながら、時間がかなりかかりそうでした。今後の予定を考えると8月中には何とかしなければならず、修理は時間的に無理そうでした。

 

 このホイールとは15万キロ程度の道中をともにしたので、あちこちかなり使い込まれた状態です。この際、思い切って入れ替えるのもありだと思いました。私の車の場合、少々特殊なので履けるホイールがかなり限定されてしまいます。新品は半受注生産状態で納期は半年近くだそうです。これでは到底間に合いません。そうなると、「現物」がある中古品しかありません。私は徹底的に使い込むタイプなので、多少の傷は気になりませんし、懐にも優しい中古品がそもそも向いているのです。でも先に書いたように特殊なタイプなので、めったに中古市場で出会えず、選択肢から外れてしまいがちです。

 

 ダメ元で中古品を物色していると、ヤフオクで適合するホイールを見つけました。個人の出品で、オークション終了も今夜とおあつらえ向き。ただ、限定色のダークブルーがちょっと派手かなと少しだけ引っかりましたが、色より即納が優先されます。ボディカラーが白なので、どんな色のホイールにもそこそこマッチするでしょう。

 

(写真は出品者がヤフオクに掲載したものです)

 

 というわけで、これを競り落とすべくPC前に陣取って入札開始です。夕方近く、終了まで残り数時間の時点で、応札していたのはわずかに一人でした。その人は開始価格での入札で、即決価格の差は5万円です。どうしても欲しいのなら、ここで即決価格を入れれば決まります。でも、競争率は低いと読んで、誰かが即決価格を入れたら潔く諦めるつもりで1000円だけ上乗せして入札しました。

 

 夕飯やら入浴やらを済ませてPC前に戻ると、まだ開始価格から2000円のアップにとどまっています。終了時刻ギリギリでその相手が1000円上乗せ、さらにこちらが1000円上乗せというセコイ攻防を繰り返しました。自分の中では即決価格でもまあいいかと思っていました(個人売買だと消費税不要なのが何気に大きいです)ので、そのタイミングを計っていました。が、そんな心配はする必要がなく、意外にあっさり相手が手を引いてくれました。

 

 というわけで、最低価格+6000円、即決価格より44000円安く意中のホイールを競り落とせました。裏側に多少傷はあるようでしたが、表側は美品で2年、3万キロしか使っていないホイールを定価の半額、実売価格でもその2/3の価格で入手できたのはラッキーでした。ヤフオクなんてサービス開始時に少しだけやったように記憶していますが、システムやガイダンスが当時より格段に便利&親切になっていたので、戸惑うことなく手続を完了できました。売主は福島県の人で、手渡しも可能とのことだったので、ツーリングがてら取りに行くことにします。