次はプロジェクターの選定に移ります。これもピンキリですが、まず前提条件として設置場所の問題から、超短焦点の機種であることが必須になります。部屋の広さ的には通常の焦点距離のものでも問題ありませんが、配線を床に這わせる選択肢は絶対にないので、必然的に投影予定の壁際に設置することになります。この時点で機種はかなり絞られてきます。

 

(出典:VAVAホームページ)

 

 プロジェクターは「家電」としては日本で一般的ではないせいか、国産メーカーはあまり元気がありません。唯一エプソンが気を吐いていますが、焦点距離と価格を考えると外国(中国)メーカーの後塵を拝しています。結果、候補として残ったのはVAVAとXGIMIという中国(系)の2メーカーの製品でした。一昔前なら間違いなく中国メーカーの家電を買うということはあり得ませんでしたが、もはやスマホ然り「普通に」中国メーカーの家電を買う時代になりましたね。

 

 プロジェクターの選定に当たっては、明るさだとかコントラストだとかの基本性能をチェックするのが常道です。しかし、超短焦点の機種という時点で各メーカーの上級モデルとなり、そうした基本性能は全く問題ありません。先の両者についていろいろ調べましたが、ほとんど差がないように思いました。そうなれば見た目や好みで選ぶしかありません。

 

(出典:シアターハウス)

 

 VAVAの方がコンパクトでしたが、どうせ据え置きで使うし、XGIMIでもスペース的に問題なさそうです。結局K社が購入して満足して使っているという実績からXGIMIの製品にしました。アマゾンが最安値でしたが、楽天のタイムセールで同価格になったため、ポイントも付く楽天から購入しました。個人的にアマゾンがあまり好きではないこともあります。もっともどちらから買ったとしても経由するだけで、実際にはメーカー直販です。

 

(出典:music-lifestyle)

 

 競合したVAVAもそうですが、XGIMIのプロジェクターはharman kardonのスピーカーシステムを搭載して、音が良いとの評判です。安いサウンドバーを設置するよりも良いという口コミを信用して、現時点でのサウンドバー導入は見送ることにしました。正直なところ、このXGIMI AURAというプロジェクターは拙宅にはオーバースペックだと思っています。4K対応なのですが、超短焦点のプロジェクターでその画質を担保するにはそれ相応のスクリーンが必須であるという意見が大勢を占めています。いやいや、壁に映してそれなりに見られればいいんだよと言うのであれば、そもそも4K対応は不要でしょという矛盾を抱えることになります。

 

 これについては、超短焦点の機種を選んだ時点でおまけで4K対応がついてきたと考え、それ以上深く考えないことにします。必要があればスクリーンを追加すれば良いので、この投資が無駄になることはありませんしね。

 

 というわけで冬のボーナスをつぎ込んで行ったリビングAV環境の刷新計画でした。使用感などは改めて後日報告します。