前回記事にしたK社がやってきた日の夕方のことです。突然リビングに置いてあるTVが映らなくなりました。画面にはB-CASカードを読み取れないと出ているので、本体の故障ではなくカードの接触が悪いか、カードが破損したかでしょう。とりあえずの対処方法なんてカードを挿し直すくらいしかありません。

 

 

これまでも同様のトラブルを経験済みでしたので、特に慌てることもなくカードを抜き挿ししてみました。いつもであれば一度挿し直せば何事もなかったように映るのですが、今回は何度やっても症状は変わりません。金色のチップ部分を軽く拭いたり、TVのカード挿入口を掃除機で吸ってみたり、一応それらしいことをやってみましたがダメです。

 

 そうなるとカードが破損したと考えられます。調べると3年以内なら無償交換だが、それ以上経過していると2160円で再発行のようでした。件のTVは2011年購入ですので、余裕で有料ですね。手続きはネット上で簡単にできますので、さっさと申請を済ませました。が、カードが届くのは2日後ですから、その間はこのTVは使えません。と思っていたら、しつこくカードの抜き挿しを繰り返していたやぎ座が何十回目?で映像を映してしまいました。あらら、単なる接触不良でしたか。既にカードの申し込みをしてしまったので、カードが無駄になってしまいましたが、10年も経てば壊れるかもと思うようにしました。

 

 

 人騒がせなTVでしたが、ふとB-CASって何だ?と疑問に思いました。このカードはデジタル放送になることで劣化せずにコピーができるため、それを制限して著作権の保護の目的で作られたようです。ただ、この業務をビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ社(略してB-CAS社)という(一応)民間企業が独占しています。何やら利権の匂いがプンプンしますね。当時(2010年頃)はその辺も問題視されていたようですが、あまり盛り上がることもなく今では誰も気にしていないように思います。まあ、ちょっと勉強になったので2160円は授業料ということにしておきます。